八軒内科ファミリークリニック｜内科リハビリテーション科八軒駅八軒5条西1-1-57 Collab八軒 2F（電話番号：011-500-2498）

Doctor　Interview

八軒内科ファミリークリニック院長大坪優介先生にお話を伺いました。

外来も訪問も
暮らしに寄り添うかかりつけ医

八軒内科ファミリークリニック院長大坪優介先生

八軒内科ファミリークリニック
院長大坪優介先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

旭川医科大学です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

2つありまして、1つが中学校時代、目の前で交通事故が起きてしまい、その方が亡くなってしまったことです。「医者のスキルがあれば助けられたのかもしれない」という強い思いが芽生えました。もう一つのきっかけは、インドネシアにいたときに、風邪や怪我など、どんな時もまず最初に診てもらっていた総合診療医の先生の存在です。家族全員がお世話になっていて、そういう“なんでも相談できる存在”に強く憧れ、医師を志すようになりました。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

地域の“町医者”をやりたいという思いがあった一方で、救急医療のスキルも身につけたかったので、まずは救急専門医となりました。でも、救急だけでは生活期の患者さんを支えることは難しいと感じ、リハビリテーション科の専門医も取得しました。リハは、障害を負った人がどうやってうまく生きていくかという視点を学べる分野です。急性期と生活期の両方を学ぶことで、「悪くさせない」「予兆を見つける」「適切なタイミングで専門家につなぐ」といった地域医療に不可欠な力がつくと考えています。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

馴染みのあるこの地域に開業できたことはご縁があったと思っています。また、この地域には、何でも診てくれる医師が少なかったこともあって、「ここでやりたい」という思いは強かったです。さらに、救急時代の経験や繋がりから、地域の医療機関との連携も取りやすく、患者さんにとっても安心して紹介できる体制が作れると感じたことも、開業を後押ししてくれました。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

風邪や発熱といった“初期症状の診断”が得意です。救急医として経験を積んできたからこそ、「この症状は危ないかもしれない」と見抜くことができます。たとえば、首が痛いと来られた患者さんにエコーを当てたところ、頸動脈が詰まりかけていて、脳梗塞の前兆だったというケースもありました。生活習慣病（高血圧、脂質異常症、糖尿病など）にも対応していますが、“どんな不調でもまず相談できる”という体制を重視しています。

患者さんにどのように貢献したいですか？

「過不足のない医療を提供したい」という思いが根本にあります。やりすぎず、でも足りなくもない、適切な医療。それを常に心がけています。また、外来に通えなくなった方には訪問診療で対応します。「もう無理して来なくていいですよ、私たちが行きます」と声をかけられる関係でいたいと思っています。最期までその人らしく暮らせるよう支えることも、地域のかかりつけ医として大事な役割だと考えています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

外来と訪問診療の両方を本気でやっているところです。外来で使っているエコーや医療機器を訪問先にも持ち込み、同じレベルの診療ができる体制を整えています。また、デイサービスや歯科、薬局と連携して、予防から看取りまで一貫したサポートができるようにしています。地域の“医療の拠点”として、幅広いニーズに応えられる仕組みを作っています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

クリニックは「人」がすべてだと思っています。うちのスタッフは本当によく学び、実践してくれる素晴らしいスタッフ達です。看護師チームが自発的にミーティングを開いて、診療の質を上げるにはどうするかなどを考えてくれます。医療事務も、患者さんによりよい対応ができるよう日々工夫を凝らしてくれています。訪問診療部門も、信頼できる医師がチームを率いてくれており、本当にありがたい存在です。みんなが“自分だったらここで診てもらいたい”と思える医療を提供できるように努力しています。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

今の体制をより安定させることが第一の目標です。また、訪問診療部門を独立させ、「八軒訪問クリニック（仮）」のような形で拠点化したいと考えています。すでにケアマネ事業所や訪問看護ステーションも法人内にあり、今後はそれらを一箇所に集約して、連携を強めていく予定です。地域にとって「訪問医療といえばハチクリ」と言ってもらえる存在になりたいですね。

読者の皆さんに一言

「何かあったら、まず『ハチクリ』に相談しよう」と思っていただけるような、そんな医療機関でありたいと思っています。専門的なことはもちろん大切ですが、それ以前に「安心して話せる場所」であることが重要だと考えています。医師もスタッフも日々勉強しながら、皆さまの健康を支えていきますので、どんな小さなことでも気軽に相談していただければと思います。

基本情報