
啓明腎泌尿器科・皮膚科 院長 丸尾 一貴先生にお話を伺いました。


札幌医科大学医学部出身です。
私が医師を志したきっかけの一つは、祖父母の出来事でした。祖父母は北海道の斜里町という、オホーツク海に面した漁業の町に住んでいました。鮭漁で知られる自然豊かな地域ですが、医療機関が多いとは言えない場所でもあります。祖父は60代のときに交通事故に遭いました。一度は何事もなかったように自宅へ戻ってきたのですが、その後お腹の痛みを感じ、近くの診療所を受診しました。しかしその時は大きな異常は見つからず、帰宅することになりました。ところがその夜、眠っている間に亡くなってしまいました。後に検死の結果、腹部の大きな損傷が原因だったことが分かりました。僻地の診療所では設備や医療体制にも限界があり、当時の状況では見つけることが難しかったのだと思います。その数年後には祖母も肝硬変で亡くなりました。体調が悪い時期が続いていたものの、原因がはっきりしない時期もあり、医療の難しさを身近に感じる出来事でした。こうした経験を通して、「困っている人のために、自分にできる仕事は何だろう」と考えるようになり、医師という道を意識するようになりました。
泌尿器科は、よく「内科半分・外科半分」と言われる診療科です。例えば頻尿や血尿などの尿のトラブルで受診された患者さんを診察し、検査を行うところまでは内科的な診療に近い部分があります。しかし、もし検査の結果で膀胱がんなどの病気が見つかった場合にも、そのまま泌尿器科で手術を行います。つまり診断だけでなく手術、さらにその後の経過観察や治療まで、一人の医師が継続して担当することができる分野です。手術の後のフォローはもちろん、もし再発した場合には抗がん剤治療なども含めて、長い期間にわたって患者さんと向き合うことになります。場合によっては、最初に出会った時から最後まで関わり続けることもあります。このように、患者さんの人生に長く寄り添いながら診療を続けられるところが、泌尿器科の大きな魅力だと感じました。医学部時代に泌尿器科を研修した際、ある先生が長く診療してきた患者さんを最後まで見守る場面に立ち会う機会がありました。患者さんが「先生、ありがとう」と感謝の言葉を伝えて旅立たれる姿を見て、医師と患者さんの信頼関係の深さに強く心を打たれました。その経験から、患者さんと長く向き合い、人生に寄り添う医療を行いたいという思いが強くなり、泌尿器科の道を選びました。
長年にわたり泌尿器科医療を支えてこられた医院が閉院されることになりました。長年にわたり地域医療を支えてこられた先生です。しかし、その医院が閉院されることになりました。泌尿器科の診療を必要としている地域の患者さんが、これからも安心して通える場所を残したいという思いが強くなり、この場所で開業することを決めました。泌尿器科の病気はもちろん、皮膚科医である妻と協力し、皮膚のトラブルなども含めて、地域の皆さんの健康を支えていける存在でありたいと考えています。
私の得意分野は、女性泌尿器科をはじめとした泌尿器科全般の診療です。泌尿器がんなどの専門的な診療にも対応しています。また、以前は手稲区金山にある北海道立子ども総合医療・療育センター(コドモックル)に勤務しており、小児泌尿器科の診療にも携わってきました。当院では、女性医師である皮膚科医の妻も診療に携わっています。女性のデリケートゾーンのお悩みは、「皮膚科に行くべきか、泌尿器科に行くべきか分からない」と迷われる方も少なくありません。そのため当院では、まずは女性医師に安心してご相談いただける環境づくりをしています。泌尿器科と皮膚科の両方を標榜している体制を生かし、医師二人体制で、女性のデリケートゾーンに関するお悩み、いわゆる「フェムケア」にも幅広く対応しています。例えば、尿もれや骨盤底筋のトラブル、性交時の痛み、デリケートゾーンの皮膚トラブルなど、「どこに相談すればよいのか分からない」と悩まれている方も少なくありません。こうしたお悩みに対して、泌尿器と皮膚の両面から診療できることが、当院の大きな強みです。
女性のデリケートなお悩みへのサポートに特に力を入れていきたいです。デリケートゾーンのトラブルや、女性の性機能に関するお悩みを安心して相談できる場所としてお役に立てればと考えています。中でも、当院が特に力を入れているのが女性の尿もれの治療です。特に出産の際には骨盤底筋に大きな負担がかかるため、産後に尿もれで悩まれる方は少なくありません。「出産後から尿もれが続いている」「このまま一生付き合っていくしかないのではないか」と不安に感じている方もいらっしゃると思います。しかし、尿もれは適切な治療やケアによって改善が期待できる場合も多くあります。「仕方がないもの」と我慢するのではなく、少しでも快適な生活を送れるようサポートしていきたいと考えています。尿もれやデリケートなお悩みについても、どうぞ安心してご相談いただければと思います。
女性泌尿器科の分野に力を入れていることです。その取り組みの一つとして、自由診療ではありますが「インティマレーザー」という治療機器を導入しています。これは膣からレーザーを照射することで、尿もれの改善などが期待できる治療で、当院は北海道でいち早く導入しました。多くの方で尿もれの改善が期待できる治療として注目されています。また、当院では骨盤底筋を鍛えるためのトレーニングチェアも導入しています。骨盤底筋は、出産や加齢によって弱くなることがあり、尿もれの原因になることも少なくありません。このトレーニングチェアを使うことで、座ったまま骨盤底筋を効率的に鍛えることができます。レーザー治療は自由診療のため費用の面でご負担が生じる場合もありますが、当院ではレーザー治療だけでなく、骨盤底筋のトレーニングなど複数の選択肢をご提案しながら、患者さん一人ひとりに合った治療を一緒に考えていきます。尿もれで悩んでいる方の中には、「仕方がないもの」と我慢してしまっている方も多くいらっしゃいます。しかし、適切な治療によって改善が期待できる場合もあります。女性泌尿器科と皮膚科の診療体制を活かしながら、女性特有のお悩みを幅広くサポートしていくことが、当院の大きな強みだと考えています。
スタッフには、日々とても支えられています。私自身が安心して医療に向き合うことができているのは、スタッフのおかげだと感じています。本当に感謝の気持ちしかありません。開院にあたっては、以前から知り合いだったスタッフや、これまで一緒に働いたことのある方々が集まってくれました。皆さんの協力があったからこそ、現在のクリニックを形にすることができたと思っています。これからもスタッフと協力しながら、患者さんにとって安心して通えるクリニックであり続けたいと考えています。
当院の理念は「来て良かった啓明腎泌尿器科・皮膚科」です。シンプルですが、「ここに来てよかった」と感じていただけるクリニックでありたいという思いを込めています。泌尿器科や皮膚科には、人にはなかなか相談しづらいデリケートなお悩みを抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。陰部のお悩みや尿もれ、皮膚のトラブルなど、周囲には言いづらく、一人で悩んでしまう方も少なくありません。そうした悩みを抱えて、勇気を出して当院を受診される患者さんが多いということを、私たちは常に大切に考えています。そのため当院では、できるだけ患者さんのプライバシーに配慮した対応を心がけています。例えば、待合室で症状を口頭でお聞きするのではなく、問診票でご記入いただく方法をとったり、オンライン問診を活用したりするなど、安心して相談できる環境づくりに努めています。誰にも相談できなかった悩みを医師に話すことで、少しほっとした気持ちで帰っていただく。そして「来て良かった」と思っていただけることが、私たちにとって何より大切なことだと考えています。これからも患者さん一人ひとりの悩みに寄り添い、安心して相談できるクリニックであり続けたいと思っています。「来て良かった」と思っていただけるクリニックであること、それが私たちの目指す医院の姿です。
泌尿器科や皮膚科には、人に相談しづらい悩みを抱えて来院される方が多くいらっしゃいます。ご家族やパートナーにもなかなか話せず、一人で悩んでしまっている方も少なくありません。そうした「誰にも言えない悩み」を、安心して相談できる場所でありたいと考えています。どんな小さなお悩みでも構いませんので、どうぞ一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。私たちは患者さんのお悩みにしっかりと向き合い、「来て良かった」と思っていただけるクリニックを目指して診療を行っています。
| 医院名 | 啓明腎泌尿器科・皮膚科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 住所 | 〒064-0811 北海道札幌市中央区南11条西22-2-2 メディカルテラス啓明2F 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 電話番号 | 011-562-1212 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 診療科目 | 腎泌尿器科 皮膚科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
診療時間
◯*は第2・4土曜 ▲手術のみ13:00~17:00
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| 休診日 | 第1・3・5土曜 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最寄り駅 | 西線11条 停留所 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 交通手段 | 札幌市電:西線11条 停留所下車 徒歩13分(950m) JRバス:南11条西22丁目 停留所下車 徒歩1分(80m) 啓明バスターミナル 停留所下車 徒歩7分(500m) 南8条西25丁目 停留所下車 徒歩8分(550m) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 駐車場 | 有り 当ビル1F 15台分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| ホームページ | https://www.keimeijin.com/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| https://www.instagram.com/keimei_uro.dermatology_clinic | |||||||||||||||||||||||||||||||||
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