第一整形外科｜整形外科リハビリテーション科京急富岡駅富岡西2-3-1（電話番号：045-771-9133）

Doctor　Interview

第一整形外科院長東親吾先生にお話を伺いました。

地域に根差した医療で
痛みのない生活を支えます

第一整形外科院長東親吾先生

第一整形外科
院長東親吾先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

聖マリアンナ医科大学出身です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

私は父が医師で、祖父も曽祖父も医師という家庭に育ちました。一時、他の道を考えたこともありましたが、やはり自然と医師の道を志すようになりました。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

父が整形外科のクリニックを開業していたこともあり、私自身も自然と整形外科に興味を持つようになりました。もともとスポーツが好きで、バスケットボールやスキー、柔道など、さまざまな競技を経験してきました。筋肉や骨の仕組みについて考えるのが好きだったこともあり、迷わず整形外科を選びました。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか？

父は私が5歳のときにこの場所で開院し、それ以来、私も約40年間ずっとこの地域で暮らしてきました。地域の皆さんに育てていただいたような思いもあり、父が引退したあとも、やはりこの場所で何かお役に立ちたいという気持ちは変わりませんでした。その思いから、父の医院を引き継ぐかたちで開業しました。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

私が得意としているのは、「超音波ガイド下インターベンション」という治療です。簡単に言うと、超音波を使って体の中をリアルタイムで見ながら、関節や筋肉などの痛みのある部位に、正確に注射や処置を行う方法です。昔は、痛みの場所を医師の経験や勘で判断して注射をしていましたが、今は超音波機器の性能が大きく進化し、神経や血管、筋肉、靭帯、関節などがはっきりと映るようになりました。そのため、針の先までしっかり確認しながら処置ができるようになり、より安全で的確な治療が可能になっています。例えば、筋肉と筋肉の間に液体を注入して癒着をはがしたり、神経の近くに薬を届けたりといったことも、繊細に行うことができます。ここ5～6年で大きく進歩した分野で、痛みの原因にしっかりアプローチできるのが、この治療の強みです。

患者さんにどのように貢献したいですか？

私は長年この地域で暮らしてきました。クリニックは駅前にありますが、金沢区、特に富岡はその名の通り「丘」が多い土地です。昔は「十三丘」と書いてトミオカと呼ばれていたように、坂道や階段が多く、日常の中でも上り下りが欠かせません。特にご高齢の方は、関節の痛みなどで外出が難しくなり、駅やスーパーに行くことすら負担になってしまうケースも少なくありません。そうした方々が、また元気に買い物や外出ができるように、少しでも日常生活を楽しめるようにサポートができればと考え、関節の痛みの治療に力を入れています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

当クリニックでは、超音波を使ったガイド下注射に加えて、理学療法士による運動器リハビリテーションを組み合わせて行っています。治療とリハビリの両方を連携させることで、より効果的な治療を目指していることが特徴です。毎週、医師と理学療法士が集まってカンファレンスを開き、リハビリを受けているすべての患者さんについて「どんなリハビリを行っているか」「どこにまだ痛みが残っているか」を共有しています。その中で、必要に応じて痛みの原因となっている部分に注射をしたり、「ここはもう少しストレッチを続けましょう」といった具体的な診療方針の話し合いを行っています。こうしたきめ細やかなチーム医療が、当クリニックの大きな強みです。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

受付スタッフは、患者さんが最初にお会いするクリニックの顔として、明るく元気に対応しており、とても評判が良いです。看護師も優しく、いつも患者さんに寄り添ったあたたかい対応を心がけてくれています。リハビリスタッフも親しみやすく、患者さんから好評をいただいています。特に理学療法士は、性格の面で素晴らしいだけでなく、高い技術も持っています。スタッフ全員が力を合わせて、安心して通っていただける環境づくりに努めています。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

金沢区全体で高齢化が進んでいます。特にこの地域は丘が多いため、治療に来るには坂道を下らなければならない方が多いです。特に80代後半から90代の方は外出が難しくなり、介護タクシーを利用される方も増えています。そうなると費用もかかってしまいますし、リハビリも間隔が空いてしまうと効果が薄れてしまいます。そこで「私たちが山を上って患者さんの元へ行こう」と考え、2025年4月からリハビリスタッフにお願いして訪問リハビリを始めました。通院が難しい方には介護保険を利用し、定期的にご自宅でリハビリを受けていただけるようにしています。この訪問リハビリを利用される患者さんが増えてきており、高いニーズを感じています。これからもこの丘の地域の方々の生活を支えるために、訪問リハビリをはじめ、できる限りのサポートをしていきたいと思っています。

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