ニュータウン犬猫病院｜犬猫センター南駅茅ヶ崎中央10-1ヴエルドミール1F（電話番号：045-943-8284）

Doctor　Interview

ニュータウン犬猫病院院長藤井俊幸先生にお話を伺いました。

ペットと飼い主さんの幸せのために
問診でじっくりお話をお聞きします

ニュータウン犬猫病院院長藤井俊幸先生

ニュータウン犬猫病院
院長藤井俊幸先生

医院の外観です

医院の内観です

獣医になろうと思った動機は何ですか?

子どもの頃から生き物が大好きでした。犬や猫を飼いたかったんですが、自宅はマンションで飼えませんでした。その代わりザリガニやカブトムシを捕まえては家に持ち帰って、母親に怒られていました。長野に祖母が住んでいたのですが、猫をたくさん飼っていたので猫と遊んだり、虫や生き物を捕って遊べるのが楽しくて、夏休みには１か月ほど遊びに行っていました。また動物が出てくるテレビ番組も大好きで、ジャングルに探検に行く番組や、ムツゴロウさんの番組も観て憧れていました。でもさすがにムツゴロウさんのようになることは難しいことが分かって、大好きな動物にずっと携わる仕事をしたいと思って獣医師を目指しました。

ペットは飼っておられますか? もし飼っておられたら、何を飼っておられますか?

開業した頃からアジアアロアナを飼っています。他にはあるペットショップで、引き取り先が見つからない、てんかんを持っているマルプーがいたので引き取って飼っていたり、道路で拾われた飼い主が分からないリクガメがいたので、一時的に預かるつもりで連れて帰ってきて、結局それから25年飼っています。あと、多頭飼育放棄で保護をされた猫が子猫を産んで、行く当てが無かったので、引き取って飼っています。

この町を選ばれた理由はありますか?

大学時代に隣の区の大倉山に住んでいたことがあったり、両親が港北ニュータウンに家を購入したので、この辺りには良く来ていました。とても良い街ですし、自分にとって地元のように感じているので、この地域のペットと飼い主さんに貢献したいと思ってこの場所を選んで開業しました。

ペット(動物)に対する思いをお聞かせください。

家に動物がいる環境は、誰にとっても精神衛生的に良いことだと思っているので、動物を飼う人たちが安心をして楽しく飼うことに役に立ちたいと思っています。動物は言葉を話せませんので、飼い主さんとの懸け橋になりたいと思っています。また動物は、私の人生を豊かにしてくれたので、恩返しの気持ちで日々動物と接しています。

先生の得意な分野(治療)は何ですか?

私たち町の動物病院は、なんでもやれないといけないので、得意分野というのは特に意識はしていませんし、得意、不得意があってはいけないと思っています。私が最初に就職をして教わった院長先生はまさにオールマイティでしたので、そんな獣医師でいたいと思っています。ただ長年やっている中で、消化器疾患や、ホルモン系の内分泌疾患の方が多くいらっしゃるので、多くの症例を診ています。もちろん目、歯、循環器など様々なケースも診ています。また最近は、皮膚科の先生から勉強をさせていただいているので、皮膚の疾患にも力を入れています。動物の治療は日進月歩ですので、様々な勉強会などにも参加をして、最新の治療を取り入れ、治療ができる領域を広げるように心がけています。

飼い主さんとペットにどのように貢献したいですか?

動物と飼い主さんにとって幸せな時間を過ごすことができるように最善を尽くしたいと思っています。その為にも、常に自己研鑽を欠かさないようにしています。せっかく来てくださった飼い主さんに「分かりません」「できません」とは言いたくないですし、「ここに来たら何とかしてくれるんじゃないか」と思っていただけるように、常にレベルアップし続けたいと思っています。最近、人間の病院において、特定の病気に限定せず診療を行う、総合診療科が増えてきていますが、動物病院はそのような存在であるべきだと思っています。またどんな些細なことでも気軽に来ていただける駆け込み寺のような雰囲気づくりや、初めてペットを飼う方にも、安心していただけるように、じっくりお話をお聞きしたうえで、寄り添った治療を行っています。

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何か特別なことをしている訳ではないので難しいですが、とにかく飼い主さんのお話をじっくり聞くことだと思います。うちでは診察室には椅子が置いてあって、まずは飼い主さんも私も座ってお話をお聞きするのですが、スタッフに聞くと他では座って話を聞くことがないと聞いて驚きました。必要であれば当然検査をしますが、しっかり問診をすれば、どのような疾患で、どのような検査が必要かは分かります。むやみに検査をすればそれだけ費用もかかり飼い主さんのご負担にもなりますし、誤診にもつながりますので、診療の原点である問診を何よりも大事にしています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

私は一緒に働いてくれているスタッフを、お互いをフォローし、切磋琢磨し合えるチームの仲間だと思っています。スタッフが働きやすい環境を作ることや、スタッフ同士が一緒に働きたいと思えるようにすることも、私のもうひとつの大切な仕事だと思っています。とても忙しい中でも、スタッフも私も有給休暇を自由に取れるように、みんなが協力をして、お互いフォローアップをしてくれています。獣医師は全員私より若いですが、私が彼らから学ぶこともたくさんあります。また診療に際しては自主性と責任を持って取り組んでくれていて、飼い主さんからも感謝の声をたくさんいただいていますので、これからもスタッフ全員がやりがいや幸せを感じて長く働いてくれるように、努力をしていきたいと思います。

今後、どのような動物病院にしていきたいですか?

動物、飼い主さん、そしてスタッフも含めて、すべての人が幸せになるような場所にしたいと思っています。来ていただいた飼い主さんが「この動物病院に来てよかった」と、笑顔になっていただけるように、私を含めてスタッフ全員が常にレベルアップをしようと努力をしています。また動物病院は命を預かる現場なので厳しさや緊張感も必要ですが、スタッフも笑顔で仕事ができるような環境づくりを意識しています。私の理想は、田舎や離島の診療所のように、地域の方が世間話に来るような感覚で、気軽に来ていただける雰囲気の病院なんです。ですので、あえて予約制にはしていません。お待ちいただくことはありますが、行きたいと思った時に、気軽に来ていただきたいと思っています。

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