くりの木動物病院｜犬猫その他小動物洋光台駅杉田駅栗木2-32-9（電話番号：045-367-9482）

Doctor　Interview

くりの木動物病院院長松田岳人先生にお話を伺いました。

呼吸器診療や歯科診療
再生医療に力を入れています

くりの木動物病院院長松田岳人先生

くりの木動物病院
院長松田岳人先生

医院の外観です

医院の内観です

獣医になろうと思った動機は何ですか?

犬猫に限らず動物が好きで小さい頃から色々な動物を飼っていました。中学生の時にはじめて犬を飼い、それまではトカゲなど小さな生き物だったので動物病院に行く機会がなかったですが、犬を飼いはじめると定期的に予防などで動物病院に通うようになり、そこではじめて動物病院や獣医師という存在を知りました。ある時、犬が体調を崩して、急に下半身不随になってしまった時がありました。私も驚いて町の動物病院で診てもらいましたが、そこでは対応できないということで大学病院を紹介され、大学病院で犬を助けてもらうことができました。その時に「動物医療の世界にも大学病院という大きな設備があり高度な医療を行う場所があって、人間と同じように治療ができるんだな」と獣医療に興味を持ち始めました。その後も中学、高校と犬以外にも色々と動物を飼っていて、動物と一緒に過ごす中で将来の進路を考えた時に、獣医師という仕事を選びました。

ペットは飼っておられますか? もし飼っておられたら、何を飼っておられますか?

昔から色々と飼ってきましたが、現在も犬猫に限らず、チンチラなどの小動物も飼っています。また嫌厭される方もいらっしゃいますが、爬虫類も飼っていて、トカゲやイグアナ、ヤモリ、亀、蛇がいます。

この町を選ばれた理由はありますか?

もともと土地勘のある場所であったことが大きな理由ですが、こちらは横浜にありながら、都会というわけでもなく、比較的下町の雰囲気がありとても好きな場所です。私自身開業当初からこの街の方達と親しくさせていただいていて、今はなかなか忙しくて参加できないですが、街の行事などにも積極的に参加していました。大好きなこの街のお役に立てればという気持ちがあり、開業を決めました。

ペット(動物)に対する思いをお聞かせ下さい。

動物達は、飼い主がいないと生きていけませんので、飼い主との関係は非常に重要ですが、飼い主からしても、生活を豊かにしてくれる大切な存在であると思います。そういった動物達に健康で幸せな生活を送ってもらいたいので、獣医師として病気になった時のサポートや、生活面のサポートをしっかりと行っていきたいと思います。それはワンちゃんや猫ちゃんだけでなく、その他の動物達も同じで、苦しむことなく過ごして欲しいと願っています。

先生の得意な分野(治療)は何ですか?

当院を開業する前に勤務医として働いていた病院が呼吸器を専門にしている病院でした。当時呼吸器の動物医療は今よりも確立されておりませんでしたが、とても研究熱心な院長で、当時から先進的な検査や治療に取り組んでいました。そういった先生のもとで働いていましたので、呼吸器の疾患の知識と経験は豊富です。最近は遠方から短頭種気道症候群のワンちゃんを連れて来られる方が多いです。パグやフレンチブルドッグ、シーズーなどにみられる先天的に気道が狭まっている疾患で、呼吸苦の症状があるので、そういった子達に対して生活面のアドバイスや治療、必要があれば手術をご提案させていただいています。また再生医療にも力を入れていて、先ほど申し上げた私が中学生の時に飼っていた犬に突然起こった下半身不随ですが、原因は椎間板ヘルニアでした。当院では椎間板ヘルニアに対しての治療として再生医療を導入をしています。また当院にはもう一名女性医師が在籍していますが、その医師が小動物歯科研究会の認定技能講習を修了しており、歯科診療も積極的に行っています。犬や猫は3歳になると6割から8割の子が歯周病を発症しているという研究データがあります。人間も同じですが、歯周病は口だけの問題にとどまらず、全身の様々な病気を引き起こす要因となることが分かっています。歯磨きなど日常的なケアから、治療が必要であれば治療もしっかりと対応できるように取り組んでいます。

飼い主さんとペットにどのように貢献したいですか?

ペットは喋ることができませんので、元気がない姿を見ると飼い主さんは非常に不安になるわけですが、当院ではそういった気持ちに寄り添った診療をしていきたいと思います。中には完治できない病気もありますが、その場合でもどういった病気なのか、今後起こり得ること、どういった対応をすれば良いのか、生活する上でのアドバイスなど色んなことをインフォームすることによって、飼い主さんの不安を取り除いてあげることができればと思っています。最近は皆長生きになって20歳まで生きてくれるワンちゃん猫ちゃんも増えましたが、それでもやはり人間より寿命が短いので、飼い主さんよりも先に亡くなってしまいます。迎え入れてから最期を迎えるまでの間、ペットといる時間を幸せだったと感じてもらえるように、獣医師としてサポートしていきたいと思っています。

この動物病院の他にないところを、PRしてみて下さい。

呼吸器に力を入れていますので、咳をしていて呼吸が苦しそうなどの症状があれば、ぜひ相談にお越し下さい。また再生医療、歯科の診療にも力を入れています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

現在スタッフは10名ほどおりますが、当院を選んでくれてとても感謝しています。先輩のスタッフが中心となって、後輩の指導をしてくれたり、病院を良くするためにシステム作りなど自発的に行ってくれるスタッフ達です。もちろん皆さん動物好きですので、私が特に指導する必要もなく、動物に対しても非常に優しく接してくれており、少しの変化でもすぐに気が付いてくれますので、病院を運営する上で非常に心強い味方です。

今後、どのような動物病院にしていきたいですか?

当院は一次診療施設ですので、皆さんの身近な存在として気軽に相談できて、幅広い症状に対応できるように研鑽を積んでいきたいです。また呼吸器や再生医療、歯科の得意分野に関しては専門性の高い最新の情報を取り入れて、皆さんにフィードバックできるように頑張っていきたいです。もちろん私達の病院だけで全てを完結することができないこともありますので、その場合は二次診療施設などと連携して皆さんのワンちゃん、猫ちゃん、またその他の動物達のQOLをしっかりと維持できるように質の良い医療を提供していきたいです。

基本情報