はぎわら動物病院 院長 萩原 大輔先生にお話を伺いました。
中学生のときに実家で犬を飼い始めたことがきっかけです。実際に家で犬を飼うようになると次第に愛着が湧き、もともと科学や生物に興味があったことも手伝って、犬の健康や病気について調べるようになりました。そのうちに、自然と「獣医になりたい」という気持ちが芽生えていました。
今住んでいる場所がペット不可なので、現在はペットを飼っていません。病院を開業した際、病院で飼うことも考えましたが、やはり仕事が忙しく、夜は連れて帰ることができないので、かわいそうだと感じて、今は飼っていない状況です。環境が整えば飼いたいとは思っています。実家ではヨークシャーテリアを飼っていましたが、その子は残念ながら亡くなってしまいました。その子との写真は病院のホームページにも掲載しています。
地元であることが大きな理由です。小学5年生の時に現在の青葉区に引っ越してきて、大学まで自宅から通っていたので、藤が丘駅は小さい頃からずっと利用していた場所です。開業場所を探していた時も、地元を含めていくつかの場所を見ましたが、偶然藤が丘駅近くに良い場所が見つかり、ここで診療をしたいと思いました。慣れ親しんだ場所で仕事をすることが一番安心でき、地元の方々と話すと、小学校や中学校の話で盛り上がることが多く、すぐに共感を得られるのが嬉しいです。また、藤が丘を盛り上げたいという気持ちも強いです。再開発が進んでいますが、もっと明るく活気ある町になればいいなと思っています。そのため、地元の新聞にチラシを折り込むなど、なるべく地元の業者さんを利用し地域に貢献したいと考えています。また当院は、遠方からも患者さんにお越しいただいています。当院は246号線が裏にあり、少し行くと東名高速のインターチェンジもあるので、東京方面や厚木、横浜の南の方からもアクセスしやすいです。駐車場は1台分しかありませんが、近隣にはコインパーキングが多く、車で来ていただいても問題ありません。
動物たちにはいつも癒されており、私たちの方が多くのものをもらっていると感じています。そんな動物たちが、ご家族と共に健やかに長く過ごせるよう、病気の治療はもちろん重要ですが、当院では病気を未然に防ぐための取り組みを大切にしています。当院には、お散歩の途中で飼い主さんと一緒に立ち寄ってくれる動物たちもいます。診察が目的でなくても、飼い主さんに最近の様子を伺ったりすることで、気づくことがあるかもしれません。その結果、異常が疑われる場合には、そのまま診察を行うこともあります。健康を長く保つためには、病院を「好きだ」と思って気軽に来院できる環境が重要だと感じています。地域のアットホームな病院として、動物たちと触れ合いながら、これからも皆さまに寄り添っていきたいと思っています。
これまで心臓病について多く学んできましたので、心臓病の診療が得意です。ただし、当院には外科手術ができる設備が整っておらず、私自身も外科の経験は限られています。そのため主に内科的な診療を行い、必要に応じて適切な施設をご紹介しています。特に多いのが、わんちゃんの弁膜症です。中でも僧帽弁閉鎖不全症は中高齢の小型犬に多く見られます。またねこちゃんでは、心筋症と呼ばれる心臓の筋肉の病気がよく見られます。わんちゃんの弁膜症は手術の選択肢が広がってきましたが、ねこちゃんの心筋症はまだ手術が一般的ではなく、内科的な治療が中心になります。心臓病の特徴として、進行するまで症状がはっきりと現れにくい点があります。例えば、最近来院されたねこちゃんは「咳をしている」という主訴でしたが、検査をしてみると胸に水が溜まり、すでに心臓病が進行している状態でした。しかし、適切なお薬を使うことで状態が安定し、元気に生活できるようになりました。当院では一般診療も行っていますが、特に心臓病の診断と治療には自信を持って取り組んでおります。
私が目指しているのは、病気を治すことだけではなく、わんちゃん・ねこちゃんが健康で元気に過ごせる時間をできるだけ長くすることです。言い方が適切か分かりませんが、単に長生きすることが最善とは限らないと思っています。例えば、飼い主さんがほとんど睡眠をとれないような介護が1年も続いてしまうと、その期間を「辛い」と感じてしまうこともあるでしょう。また治療にしても、毎日の投薬や頻繁な通院が負担になり、飼い主さん自身が大変な思いをすることもあります。実際の診療では、飼い主さんとお話しできる時間は限られており、どれだけ大変な思いをされているか、その苦労までは十分に伝えきれないこともあります。だからこそ、私はそうした部分にも気を配りながら診療を行うよう心がけています。もちろん、最善の治療を尽くしたいというお気持ちはよく分かりますし、できることは全てやってあげたいという思いもあります。ただ、治療を重ねたからといって必ずしも寿命が大きく延びるわけではなく、負担だけが増えてしまうこともあります。頑張ることがすべてではなく、大切なのは動物と飼い主さんの幸せな時間をどう守るか、という視点だと考えています。動物とそのご家族の皆さんが笑顔で過ごせるように、どのような治療やサポートが最適かを常に考えながら獣医療を提供していきたいと思っています。
動物への愛情の深さはどこにも負けない自信があります。ありがたいことに、特に診察の予定がなくても病院に立ち寄ってくれる子もいます。飼い主さんは通り過ぎるつもりでも、わんちゃんが病院の前で立ち止まり、動こうとしないこともあるほどです。「すみません、どうしても寄りたがるので…」と飼い主さんが連れてきてくださることもあり、そんな時はおやつをあげたり、少しお話をしたりしながら触れ合っています。病院というと、一般的には「病気やケガをしたときに行く場所」というイメージがあるかと思います。実際、人間の病院では診療以外で訪れる機会はほとんどないかもしれません。しかし当院では、動物と飼い主さんが病気のときだけでなく、もっと気軽に訪れられる場所でありたいと考えています。お散歩のついでに立ち寄り「今日も元気です」と顔を見せてもらったり、診察以外のちょっとした相談にも気軽に応じたりすることで、日常の一部として当院を感じていただけるような環境を作っていきたいと思っています。
時代にあった労働環境を整えることを心掛けています。大変な業界ではありますが、せっかく選んでいただいたなら長く働いてもらいたいです。限られた勤務時間なので、その時間は動物にたくさん愛情を注げる病院を目指しています。「動物」も「人」も好きな社交的な人に来ていただけたら嬉しいです。
気軽に立ち寄れる場所でありたいと思っています。病気の時に頼ってきてもらうのはもちろんですが、そうでないときの時間も大切にしたいです。飼い主さんから「お勧めのおやつありますか?」「最近ご飯飽きてきたんですが、何がいいですか?」「お散歩友達なかなかできない」等、病気と関係ない世間話ができたらと思います。人間と違い自覚症状があっても自分で来ることができないので、飼い主の方々とコミュニケーションを取ることでわかることも多いです。飼い主さんだけで来る方も歓迎します。また来たい、また話がしたい、診察してほしいと思ってもらえる病院にしていきたいです。
医院名 | はぎわら動物病院 | ||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒227-0043 神奈川県横浜市青葉区藤が丘1-28-3 ウイスタリア28 2F 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 045-530-0296 | ||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 犬 猫 | ||||||||||||||||||||||||
診療時間
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休診日 | 火曜 祝日(日曜が祝日の場合は、月曜が振替休日) | ||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 東急田園都市線 藤が丘駅 | ||||||||||||||||||||||||
交通手段 | 藤が丘駅から徒歩4分 | ||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 有り 病院併設の駐車場1台完備 | ||||||||||||||||||||||||
ホームページ | https://www.hagiwara-ahp.com/ | ||||||||||||||||||||||||
ブログ | https://www.hagiwara-ahp.com/news/blog/ |
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