さいたま胃腸クリニック 院長 篠崎 大先生にお話を伺いました。
東京大学です。現在も東京大学で非常勤講師を務めており、定期的に母校で教鞭をとっております。
小さい頃からドクターになろうと考えていました。いつ頃からかは覚えていないのですが、記録として残っているのは小学校3年生の時の作文に「将来は医者になりたい」というのが残っているので、多分その時点では既に考えていたのだろうなと思います。親戚一同に医者はおらず、どうしてなりたいと思ったのかそのきっかけは正直思い出せないのですが、それから色々な勉強や経験を重ねて今日に至ったという所ですね。
私は元々外科医でした。外科手術などを中心にやってきましたが、外科医でありながら内科的な治療も時々行ってきました。私が得意としている治療としましては大腸疾患、その中でも「炎症性腸疾患(IBD)」ですが、この病気は基本的には内科的な治療を行います。内科的治療で上手くいかない時に外科的な治療を行います。手術になるのはやむを得ない時に限るのですが、内科治療をうまくやってなるべく手術になる患者さんを少なくできないかと考えています。また、内視鏡検査・治療をこれまで何万件とやってきておりますので、その経験を活かして患者さんにより貢献が出来るのではと考えています。あとは、肛門疾患ですね。内科の先生というのはなかなか、肛門診察を得意とする先生が少ないというのが実情です。そういった状況を踏まえた時に、自ずと自身が取り組むべき診療科目が決まっていった、と感じています。
まずは、この大宮の土地にご縁があったというのが一番です。私は埼玉には子供の時に住んでおりました。また、埼玉県というのは人口に対する医師の数が少ないので、地域の方々や患者さんのお役に立てる余地がまだまだあるのではないかと考えました。地域医療という観点から考えると、地域に密着した信頼のおけるドクターがもっともっと増えていくという事が非常に重要であると考えております。
まずは内視鏡です。豊富な経験で診断・治療(ポリープ切除など)を行っています。また、炎症性腸疾患では厚生労働省の研究班の研究協力者として日本の治療指針作成に携わっています。また、医療レベルの向上に寄与したいと考え講演や若手医師研修に関与しています。
専門とする胃腸内科、肛門内科を中心に地域の患者さんのお役に立てればと思います。また、かかりつけ医として様々な病気に対応しています。単に体の状態を良くするだけでなく、心に届く安心できるクリニックになりたいと思います。
内視鏡検査・治療について、患者さんの負担が小さく辛くないように心がけています。内視鏡検査にかかる時間についてよく聞かれますが、病気のない人で胃カメラでは平均6分、大腸内視鏡では7分以上の観察時間を取るようにしています。必要以上の時間をかけることはありませんが、急ぐあまり見つかる病気が見つからないようなことがあれば検査の意味がありません。きちんとした検査を行うことが一番大事です。また、私は日本消化器内視鏡学会の専門医・指導医であるとともに、学術活動の結果として関東支部・本部の評議員を委嘱されています。炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病)では最近、新しい治療法が続々と出ています。しかしまだ、どの患者さんにどの治療をすればよいのか必ずしも確立したやり方がありません。海外を含め色々な学会に参加し、学術雑誌を参考として一人ひとりの病状と置かれた環境を考慮して最適な治療を提案できるように日々、精進していきたいと思います。このように専門治療を得意にしていますが、人として治療することを常に意識しています。胃腸だけ治しても不十分であり、生活習慣病(血圧・コレステロール・糖尿など)を中心とする全身の病気に対してかかりつけ医としての診療を行います。
当院のスタッフは本当によくやってくれています。スタッフ同士の仲も良く、お互い助け合いながらしっかりと仕事をしてくれています。一人一人の能力も高く自慢のスタッフ達です。クリニックの雰囲気はスタッフによって作られる部分も大きいと思いますので、そういう意味では、患者さんにとって良いクリニックとなるよう日々努めてくれいている非常に有り難い存在であると感じています。スタッフの皆が長く勤めてくれるように、私も皆の気持ちにしっかり応えていきたいですね。
そうですね、内視鏡検査・治療と胃腸疾患そして生活習慣病の治療を柱として行なっていきたいと考えております。将来的には規模を大きくして、例えば内視鏡のセンターなども設立出来ればと考えております。私は大学病院時代に、普通のクリニックでは対応が難しいポリープの手術なども数多く行ってきました。がん治療に関しても埼玉県立がんセンターや東京大学、帝京大学と連携をしているので、より手厚い治療を行う事が出来ると思います。こうした活動を通じてさいたまの方々の健康増進をお手伝い出来る存在になれればと思いますね。決して当院だけではなく、他のクリニックや病院の力も借りながら埼玉県全体の医療に貢献していきたいという気持ちです。
クリニックでは施設の規模の制約が大きく正直、容易ではないと考えています。でも確かにコロナウイルスは厄介ですが、きちんと対応すれば効果は出ています。マスク、手洗い、消毒、換気など基本に忠実な対策を続けていくことが最も早道でしょう。台湾の例からも分かるように、最終的にはワクチンが行き渡らなければ流行の収束は期待できません。このため、当院ではワクチン接種に積極的に取り組んでいます。また、コロナウイルス対策だけをしていればよいのではなく他の病気が無くなることはありませんので、全体を見ながら診療を行っています。
医院名 | さいたま胃腸クリニック | ||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒330-0854 埼玉県さいたま市大宮区桜木町1-266-12 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 048-641-7770 | ||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 内科 消化器内科 | ||||||||||||||||||||||||
診療時間
診療日の12:00~15:00は検査の為、緊急を除き一般診察は行っていません
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休診日 | 火曜 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 大宮駅 | ||||||||||||||||||||||||
交通手段 | 大宮駅 西口から徒歩4分 | ||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 無し | ||||||||||||||||||||||||
ホームページ | https://saitama-ichou.com/ |
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