シーズ動物病院｜犬猫うさぎハムスターその他小動物鳥類朝霞駅根岸台3-1-12 あさかリードタウンくみまちMALL内（電話番号：048-471-9699）

Doctor　Interview

シーズ動物病院院長吉田一万先生にお話を伺いました。

予防医療から専門治療まで
幅広く対応する地域の動物病院

シーズ動物病院院長吉田一万先生

シーズ動物病院
院長吉田一万先生

医院の外観です

医院の診療風景です

獣医になろうと思った動機は何ですか?

もちろん「動物が好き」というのが大きな理由の1つです。特に小学校2年生頃から「リュウ」という北海道犬を家族で飼い始めました。その子と過ごした様々な時の事が大切な思い出として心に残っています。高校卒業後、専門学校へ進み23歳までスポーツトレーナーをしていました。しかし、先々の人生を考えた時に自分の中で何か方向性を変えたいと思うところがあり、25歳の年に獣医学部へ進学しました。私が獣医師になれたのは30歳を過ぎてからで一般的には獣医師のスタートとしては遅かったのかもしれません。それもあって少し回り道をした分も含めて、獣医師という仕事に就けたことに純粋に感謝の気持ちと、この仕事ができることに素直に喜びを感じています。

先生の得意な分野(治療)は何ですか?

幅広い分野に対してバランス良く、一次診療を超えたレベルの診療を提供できるところが当院の強みであり得意分野です。総合医として動物医療の入り口部分としてきちんとした検査、治療をもとに方向性を決めてあげること。その上で更なる専門分野をご希望であれば適切な機関へ橋渡ししてあげることが当院の役割であると考えています。

飼い主さんとペットにどのように貢献したいですか?

医療技術の進歩により、動物医療の選択肢は近年飛躍的に増えました。選択肢が増えて高度医療を受けられるのは本当に良いことです。一方で高度医療を受けさせることを戸惑っておられる飼い主様も一定数いらっしゃるはずです。開業前の私は動物のがんセンターというまさに最先端の病院におり、多くの高度医療に関わってきました。その中で全てのペット達に高度医療を受けさせるべきという価値観もどうなのだろうか？と考えるようになりました。もちろん一般的な治療で治るはずの病気を分かっていて放置することとは別レベルの話です。高度医療においては治療を受けることが正しい、治療を受けないことが悪い、という考え方もあります。しかし、私は単純にそうは考えません。ペットを飼えば必ずお別れの時が来ます。その最期の瞬間に飼い主様が「ペットと暮らす楽しい時間をもう一度経験したい」、「また動物と暮らしたい」と思ってもらえるようなターミナルケアを提供することの方が私たちの使命としてより重いと考えているからです。もちろん比較論で論じることではないのかもしれません。飼い主様とペットとのバックグラウンドを踏まえた上で、私たちは丁寧に医療決定をすべきではないかと考えています。飼い主様と納得のいくまでお話をする「よりそう医療」を目指し貢献したいと考えています。

今後、どのような動物病院にしていきたいですか?

シーズ動物病院は商業複合施設の中にあります。このような動物病院ですと、どうしても予防医療に特化した動物病院ととらえる方もいるかもしれません。しかし、当院は通いやすい動物病院でありながら、かつ専門的な治療も提供し続けることが地域貢献につながると考えています。引き続き、かかりつけ医として一次診療、1.5次診療を担いながら、南東京動物医療センターや、日本小動物医療センター、各獣医大学のような二次診療施設とも連携し、質の高い動物医療をご提供できればと思います。そして、今後は当院の思いに共感してくれる仲間、メンバーを集めて専門医療も、この場からご提供できるようにしていきたいですね。私自身も更に技術を磨いてスタッフ同士で切磋琢磨しあえる動物病院にしていきたいと考えています。

先生の診療のポリシーがあればお聞かせください。

私が一番考えていることは、動物治療に唯一の正解は存在しないということです。例えば全く同じ遺伝子で同じように生まれた2匹のクローン動物がいるとしましょう。この2匹が全く同じ日に同じ病気を発症したと仮定します。病気だけを見ればその治療方法は1つですが、その子達が住む環境、取り巻くご家族様によっておそらく正解は2つある。このような答えになるのがペットの治療ではないのかと思うのです。飼い主様やご家族様の生活背景も考慮しながらご家族様が苦労して出された答えというのは多分、全てが正解ではないかと思うのです。私たちはご家族様の気持ちにも寄り添っていく街の動物病院であり続けたいと思っています。何でもお気軽にお話し下さい。

基本情報