神田須田町アイクリニック 院長 吉野 真未先生にお話を伺いました。
東海大学出身です。卒業後、慶応義塾大学の眼科医局に入局しました。
小学校からカトリック系の学校に通っていていたため「人のためにできる仕事は何か」という考えがありました。その時は、何かを作ったり組み立てたりという事が好きだったので、クリエイティブな仕事に就きたいと思い理系を考えていました。医学部を目指すきっかけになったのは小学生の頃に叔母が胃がんで亡くなった事です。最期は在宅治療を受けていたのですが、人が亡くなるのを幼い頃に目の当たりにした事がとても印象に残っていました。そして私自身が病気の時、治す事のできるお医者さんの凄さを感じた事が医学部を目指すきっかけになったのだと思います。
初めは、こどもが好きなので小児科や、同じ女性の役に立ちたいと産婦人科などを考えていました。ただ、勉強するにつれ、手先が器用だった事もあり、手術を通じて人の役に立ちたいと思い外科系に進もうと考え始めました。今では、私が卒業する頃よりもずっと女性の医師も増えてきていますが、女性として「長く患者さんと関わっていきたい」と考えた時に残った選択肢が、形成外科や皮膚科、耳鼻科、眼科などでした。そんな中で眼科の手術の細かさと、「眼」という器官の美しさにとても興味を持った事が眼科を選択した理由です。
昨年まで東京歯科大学水道橋病院眼科に勤務していたこともあり、これまでの患者さんを引き続き診察させていただきたいとの思いがありました。医局を退職するにあたり、当法人の深川理事長と相談し、医院間の連携や慶応義塾大学病院との連携を考えて、中央線・総武線沿線で検討しました。最寄駅は淡路町駅と小川町駅ですが、お茶の水駅や秋葉原駅からも徒歩圏内で好立地ですし、当法人の両国眼科クリニックへのアクセスも便利という事で、神田須田町で開業させていただきました。東京歯科大学水道橋病院時代から千代田眼科医会の先生方にはお世話になっておりましたので、引き続きご指導ご協力をいただいている事も大変ありがたく思っています。
得意分野は白内障手術と眼内レンズ、レーシックや有水晶体眼内レンズといった屈折矯正手術が専門です。今は眼科の中でも細分化されています。眼科全般の事はもちろんですが、大学にいると角膜や網膜、緑内障などスペシャリストとして臨床と研究を行います。その中で私が大学で専攻していたのは「水晶体」と「屈折矯正」です。水晶体の病気で一番有名なのは白内障です。水晶体が白く濁るのが白内障ですが、先天性や老人性のものからアトピー性皮膚炎や他の病気に伴う白内障と、実は様々なんです。それとともに、白内障をとった後に入れる眼内レンズも新しいものが開発され、単焦点レンズや遠近両用の多焦点レンズ、乱視用レンズなど、色々なレンズが使用できるようになりました。開業した今もそれらの研究や論文を発表したりしていますので、白内障の治療からその後の経過までの全般を専門としています。もちろん目のトラブル全般をご相談ください。
この辺りは大きい病院がたくさんある地域ですが、大病院に行くほどでもないちょっとした場合に受診できる眼科医院が少ないのが現状です。「大きい病院に行く前にちょっと相談したい」仕事の合間に「ちょっと診てほしい」などのご要望にご協力できるような「目の何か」を相談できて、身近に感じてもらえ、悪化する前に早期発見ができるような貢献をしていきたいと思っています。
当法人は当院を含め、両国、飯田橋、新宿と4施設あります。それぞれの施設で専門の異なる医師がいますし、交代で外来を受け持っておりますので、緑内障、角膜、アレルギー、白内障、屈折矯正などと、患者さんの症状によって幅広く対応できる点が特徴です。専門的な診療が必要な場合はそれぞれの医院で協力をしてしています。大学病院の先生にも外来を受け持っていただいているので、医院で高度な知識と技術を提供できる事も特徴です。大学病院との連携は患者さんのためだけでなく、私たちやスタッフにとっても大変勉強になっています。もちろん定期的に学会に足を運んで常に勉強していますが、大学病院の先生と日常的にコミュニケーションが取れる事で、私も最新の情報や技術を得られて患者さんに貢献できるので、とても良い環境だと思っています。
私の目指す医療を共に目指してくれている事で、チームとして最高のパフォーマンスを発揮していると感じています。看護師、視能訓練士、受付スタッフとそれぞれがスペシャリストとして個々のスキルアップに努める事は大前提で、お互いの良さを生かせるような医院でなければ、医療の質の向上はないと思います。私以外の先生が外来を持っていただく時でも、細かな情報連携をしてもらえているので、その点ではとても助かっていますし助けられています。患者さんへの対応ですが、もちろん私たち医師も患者さんと接しますが、どちらかというと患者さんはスタッフと話をしている時間の方が長かったりします。どんなに素晴らしくて優しい医師でも、スタッフの対応が悪ければ患者さんも来たくなくなってしまいますから、私の手の届かないところにも細やかに配慮してくれているスタッフに感謝しています。
今後もスタッフ一丸となって、雰囲気が良く安心して受診できる医院を作っていきたいと考えています。今の時代は「眼の健康」で困っていない人はいないような気がします。パソコンや携帯、スマートフォンなどを見る時間は長くなり、空気が乾燥していればドライアイにもなります。それ以外でも、眼科はどんな時に行ったらいいんだろうと悩まれる方もいますので、「気軽に相談に行ける医院」と思っていただきたいです。患者さんの「眼の健康」にもっと貢献できるような医院にしていきたいと思っています。
医院名 | 神田須田町アイクリニック | ||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒101-0041 東京都千代田区神田須田町1-3-1 須田町ビル2F 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 03-5207-2882 | ||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 眼科外来全般 結膜炎 眼瞼疾患 網膜疾患 小児眼科 白内障 屈折矯正 ドライアイ 眼精疲労 角膜疾患 円錐角膜 緑内障 ぶどう膜炎 その他 | ||||||||||||||||||||||||
診療時間
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休診日 | 土曜 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 淡路町駅 | ||||||||||||||||||||||||
交通手段 | 東京メトロ淡路町駅A3出口から徒歩2分 | ||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 無し | ||||||||||||||||||||||||
ホームページ | http://kanda-eye.com/index.html | ||||||||||||||||||||||||
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