やまむら歯科医院｜一般歯科歯周病小児歯科入れ歯口腔外科矯正歯科審美歯科ホワイトニングアンチエイジングマタニティ外来下井草駅下井草2-39-3（電話番号：03-3397-1020）

Doctor　Interview

やまむら歯科医院院長山村加奈子先生にお話を伺いました。

心が和らぐ空間で、歯の治療から
キレイになりたいまでを叶えたい

やまむら歯科医院院長山村加奈子先生

やまむら歯科医院
院長山村加奈子先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

明海大学歯学部出身です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

大学進学時に将来は男女差のない仕事で活躍したいと考え、父と同じく建築科を目指していました。そんな折、近所のかかりつけ医の内科の先生から「折角なら医師を目指してみたら？」とアドバイスを頂き調べたところ、建築科と受験科目が同じだったので、そのまま受験できる事がわかりました。歯科医なら建築士と同様に男女差もなく独立開業できますし、私の理想にぴったりでした。両親は突然の方向転換にも驚く事なく、応援の甲斐あって見事合格を果たし、そのまま歯科の道に進みました。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

開業を考えたときにまず心に決めたことは、患者さんと長くお付き合いしながらしっかりとサポートをしていく事、そのような環境を作る事、でした。以前に勤務していた都内の歯科医院では、患者さんのほとんどがオフィスワーカーで、勤務の都合や転勤などでなかなか定着せず、しっかりとサポートする事ができませんでした。やはり歯科医師としては、長く通ってもらえることが理想ですので、定着してもらえる場所で開業をしたいと考えていました。なかなかイメージに合う場所がなく、開業を思い立ってから２年以上も理想の地を探していましたが、ようやく巡り合ったのが「下井草」でした。ちょうど建築中の物件だったこともあり、迷わずこの地を選びました。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

歯周病治療に力を入れております。私が学生の頃の歯科治療は「歯を削って詰める」というものが主流で、歯周病は治すことができないものでした。専門的に研究している人も多くなかったと感じます。その後、私が大学病院に入局する際に「再生療法」というものの研究が進みました。歯槽骨の再生を促し歯周組織を回復させるもので、治すことができないとされていた歯周病治療の道が開けるものでした。ただし、外科的処置が必要になるなど、とても高度で専門的な技術と知識が必要になる治療法ですので、歯周病講座に入り研鑽を積んで参りました。歯周病は３５歳以上で７５％の方が罹患する一般的な症状ですが、８割以上の方が「自分は歯周病ではない」と思っています。歯周病の治療には、前述の「再生療法」ももちろんですが、一番大事なのは「プラークコントロール」です。当院では、歯周ポケットが深い場合は麻酔をかけてしっかりと落とします。ここまで徹底的に行う歯科医院はあまりありませんし、これだけで歯周病はかなり改善されます。また「咬合性外傷」が原因の歯周病の場合は、咬合調整を行い、噛み合わせの力を分散して歯への負担を減らします。これらを行うことによって、ぐらぐらしていた歯が落ち着いてくるのを患者さん自身も実感され、歯のメンテナンスの大切さを理解して下さいます。とはいえ、一番危険なのは「自分は大丈夫」という思い込みです。３５歳を過ぎて、「口の中が粘つく」「口臭が気になる」「歯茎から血が出る」などの症状が出たら、歯周病を疑って間違いありません。心当たりのある方は、当院で早めにご相談ください。

患者さんにどのように貢献したいですか？

患者さんのニーズに合わせて治療プランを立てて行く事を最優先にしております。歯科治療はどうしても長くなりますので、途中で諦めてしまわないよう患者さんのペースで進めております。プランニングは、「歯周病があるか」「緊急性があるか」「将来的な危険性があるか」という３ステップで、いくつもの選択肢から選んで頂く形で一緒にプランを立てていきます。普通の方で３か月程度のプランになりますが、半数以上の患者さんは私にプランニングをお任せ頂いております。プラン通りに治療が終われば定期的なメンテナンス（予防歯科）の段階に移行していきますが、次の受診が３か月後となると忘れてしまう方もいらっしゃいますので、おはがき等で定期健診を呼び掛けています。これからも、皆様のお口の健康をサポートできるよう頑張っていきたいです。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

建築中の物件だったこともあり、最初から他とは違う空間を追求しようと考えました。まず、医院の顔である待合室は「ゆったり広く」にこだわり設計したのですが、最初は広く造りすぎたかな、と心配していました。いざ蓋を開けると、ベビーカーで来られる方や、お子様を何人もお連れで来られる方もおり、お母さま方からはとても好評でした。また、１階というメリットを生かし、スロープや手すりを設置しバリアフリーにしました。ご年配の方々にもお越しいただきやすいように、と考えてのバリアフリーでしたが、こちらもベビーカーで来られるお母さま方にも喜んで頂いております。内装も、圧迫感が無いよう窓が多い設計となっていますが、外からは見え過ぎず、太陽光が多く入るレイアウトになっております。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

患者さんに対して親身な医療サービスを提供するためには、まず自分たちが充実し幸福感を感じていないと心からの対応ができないと考えています。そのためにできる限り職場をより良い環境にできるよう努めておりますし、全員の協調性が図れるようコミュニケーションを大切にしています。ストレスなく働けるように、というのが私のモットーです。スタッフとは一日の半分近い時間を共に過ごしていますので、家族同様に思っています。みんな本当に頑張ってくれているので、とても大切な存在ですしとても愛おしく思っています。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

歯周病は一種の老化現象です。一般的な歯科診療だけでなく「アンチエイジング」という点でも広く皆様に貢献していきたいと考えております。歯の欠損等で口の周りのシワが多くなってしまった方の、ヒアルロン酸を使った口の周りのシワ取りなどが、歯科医療の一環でできるようになり、多くの薬剤が歯科に転用されるようになりました。まだ認知度は低いのですが、「歯の隙間に食べ物が詰まる」「見た目が気になる」など、「アンチエイジング」ができる歯科医院は多くの方に喜ばれるのではと思い、私も勉強しております。今までの歯科医院は「痛い」「怖い」のイメージで、「治療する場所」でしたが、こういった今までにない最新の技術を取り入れ、「ちょっとキレイにしたい」という美容院と同じ気持ちを持ってもらえるような医院を目指していきたいです。

院長プロフィール

明海大学歯学部卒業
明海大学歯学部口腔生物再生医工学講座歯周病学分野社会人大学院在籍
日本歯周病学会認定歯周病専門医
アメリカ歯周病学会会員
日本顎咬合学会会員
アンチエイジング歯科学会会員

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