YSJ王子整形外科｜整形外科リハビリテーション科王子駅王子1-10-17 ヒューリック王子ビル 4F（電話番号：03-6915-4154）

Doctor　Interview

医療法人社団健整会 YSJ王子整形外科院長米倉徹先生にお話を伺いました。

脊椎と関節の疾患を専門とした
切れ目のない治療とリハビリの実践

医療法人社団健整会YSJ王子整形外科院長米倉徹先生

医療法人社団健整会 YSJ王子整形外科
院長米倉徹先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

東邦大学医学部を卒業後、大学の附属病院の整形外科に入局し、医師としてのキャリアをスタートさせました。その後米国のジョンズ・ホプキンス大学への留学や東邦大学医学部整形外科講師などを経て医学博士を授与されました。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

父が医師であり、子供の頃から漠然と医師になりたいと考えるようになりました。父は産婦人科を開業し、昼夜問わずに働いていました。小学生の頃から「人の為に働く」仕事って大変そうだけどやりがいがありそうだなと感じたものでした。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

全ての整形外科疾患の治療にはリハビリテーションが必要であると言っても過言ではありません。当院には4人の常勤理学療法士が在籍していて、現在の痛みや機能低下の改善だけでなく、10年以上前の運動機能の再獲得を目指しています。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

当院がある北区は23区内でも足立区に次いで老年人口比率が高く、腰痛や関節痛を抱えた人が比較的多く、整形外科のニーズは高いと考えています。当院が2020年11月に開院したのはJR王子駅前のバスロータリーに面したビルで、下層の階にはみずほ銀行が入っているので分かりやすいのと、お身体に痛みを抱えられた患者さんをお迎えするには理想的な立地と言えるでしょう。また、高齢の患者さんに限らず、お子さんや、学生さん、働き盛りの世代の方たちなど幅広い層にご利用いただいているのですが、来院していただく上で便利なことも影響していると推察されます。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

私自身が専門としているのは、脊椎脊髄外科で日本脊椎脊髄病学会が認定する脊椎脊髄外科指導医でもあります。常勤の辻高明医師も日本整形外科学会認定整形外科専門医で、脊椎側弯症を含む一般整形外科の診療にあたります。また、週一回の予約制ではありますが、肩関節専門の橋口宏医師は肩関節鏡手術を得意とする日本整形外科学会認定整形外科専門医および日本リウマチ学会認定リウマチ専門医です。

患者さんにどのように貢献したいですか？

患者さんが抱えている腰痛や関節痛をはじめとするさまざまな症状に対し、治療により元の状態を取り戻していただくだけではなく、患者さんの日常生活が治療前よりワンランク、またはそれ以上に快適に過ごしていただけるようになることを目標にリハビリテーションを含む治療を行っています。また、診断・手術などを専門に行う医療機関で治療を終えた患者さんや、回復期のリハビリテーションを終えられた患者さんについても、地域に根ざし通院が便利な当院で長期のケアを担っていけるよう、気軽に訪れて欲しいですし、そのような環境を築いていく事で地域の健康寿命の延伸にも貢献できると考えています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

王子駅前のビル4階にある院内は広く、床から天井まで届くガラス貼りで明るく、シックな待合スペースとビビッドなリハビリスペースを配置し、来院される皆様の不安感や不快感が少なくなるような快適な空間づくりを心がけています。また、当院が所属している健整会グループは、足立区にある米倉脊椎・関節病院を中心に展開していまして、同病院には車や公共の交通機関でも20分ほどで行き来できますので、必要に応じて連携しながら患者さんの治療を行う事も可能です。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

質の高い医療の提供には職員の心身の健康が欠かせません。そのため風通しが良く働きやすい職場づくりにも力を入れています。米倉脊椎・関節病院を中心に健整会グループ内に在籍している様々な大学出身の医師が討議する機会を頻繁に設けている事で、彼らどうしだけでなく、私自身も新たな気づきを得る機会になっています。また、リハビリテーションを担当する経験豊富な理学療法士、作業療法士もそういった職場環境のなかで医師達と連携する事により、患者さん一人ひとりに適切な運動療法や作業療法を考え、より丁寧なサポートのもとでリハビリテーションが提供できているわけですから、そういった環境を積極的に保ってくれているスタッフの皆さんにはあらためて感謝しなければなりません。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

急速に進行する高齢化社会においては骨粗鬆症の患者さんはますます増えていく事が考えられますので、その対策は急務と考えています。骨粗鬆症の診断に必要な骨密度検査のためには従来からある簡易的な方法ではなく、現時点で最も正確にかつ短時間で測定可能なDEXAを配備し、患者さんそれぞれの病態に適した治療を行うようにしています。また、高齢の患者さんには在宅療養が必要となる事もありますが、なるべく外出できる暮らしを長く続けられるように活動を維持・向上させるのが最も重要な事と認識しています。今後も健康寿命の維持と延伸、また、生活の質の向上に役立つ専門的医療を提供するクリニックとして病気や怪我の治療だけでなく、予防医療にも注力して診療にあたっていきたいと思っています。

先生が理事長をされている医療法人社団健整会について

2012年に足立区の日暮里舎人ライナー高野駅そばに米倉脊椎・関節病院を開院したのが健整会のはじまりです。開院当初は私が健整会理事長と米倉脊椎・関節病院長を兼務しておりましたが、私はこのYSJ王子整形外科の院長を兼務する事になりましたので、現在米倉脊椎・関節病院の院長は副院長だった橋口先生にお任せしています。同病院では、主に首・腰の痛みや手足のしびれの原因となっていると考えられる「脊椎の疾患」、そして肩や膝、股関節などの痛みや機能障害の原因となる「関節の疾患」の手術とリハビリテーションを行っています。整形外科の場合、「脊椎の疾患」か「関節の疾患」のいずれか一方を専門に治療を行う診療施設もありますが、脊椎と関節はお互い影響を及ぼしあう、切っても切れない関係にあるパーツどうしですから、一つの病院で脊椎と関節の疾患に特化した治療を提供できるのが理想だと考えていました。そこで脊椎、肩関節、股関節、膝関節の分野に特化した医師・スタッフが在籍する質の高い医療の提供をめざす病院をつくりました。さらに患者さんを日常生活への復帰までの切れ目のない支援をしたいとの思いから、回復期リハビリテーション病棟も併設しているのも大きな特徴です。グループ内にはYSJ王子整形外科を含む３つの整形外科クリニックを開院（2021年現在）していますので、治療が必要な患者さんをいち早く見つけると同時に、米倉脊椎・関節病院を中心にグループ全体で適切な医療を提供できる拠点として地域医療に貢献しつづけたいと思っています。

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