町田歯科・矯正歯科｜歯科矯正歯科小児歯科歯科口腔外科審美歯科予防歯科歯周病科インプラント町田駅原町田4-6-8 speranza町田 2F（電話番号：042-851-8618）

Doctor　Interview

町田歯科・矯正歯科院長成田健志先生にお話を伺いました。

歯を保存し守っていくための
“なるべく削らない”精密な治療

町田歯科・矯正歯科院長成田健志先生

町田歯科・矯正歯科
院長成田健志先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

昭和大学歯学部で歯科医師免許を取得した後、私の出生地が札幌だった事もあり、北海道大学病院の歯周・歯肉療法科で臨床研修を受けました。このクリニックを開業する前の5年間は、東京都内の歯科クリニックに勤務していました。そこには歯周病治療に精通した日本歯周病学会認定の歯周病専門医・歯周病認定医の先輩医師が複数在籍していて、口腔外科、根菅治療、インプラント治療など幅広い分野の歯科治療の現場に身を置くことで多くの症例を重ねる事ができました。開業前にそのような環境の中で経験を積み、専門的な知識と先進的な技術を吸収できたのは大きな収穫でしたね。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

父は私の曽祖父の時代から弘前市で地域一帯の歯科治療を担ってきた医院を継ぐ形で婿入りした歯科医師で、僕はその歯科一家の息子として育ったのですが、最初は歯科医師になるつもりはありませんでした。高校時代にイギリスへ留学し、現地で国際色豊かな人たちとの時間を過ごすうちに、いずれは海外で働きたいと考えるようになり、帰国後は都内の大学の法学部に進学しました。しかし卒業の時期が近づくにつれ、自分の父親が人生をかけて取り組んでいる歯科医師という仕事に改めて向き合うようになりました。父の治療を受けた患者さんが寄せていた厚い感謝や、ベテランと言われるようになってからもなお勉強や技術を向上させ続ける意欲を失わせない歯科医療の世界の奥深さに興味を抱くようになり、歯学部に入り直す決心を固めました。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

臨床研修医のころから、まずは患者さんの歯を保存する事を優先した治療方法の研鑽につとめなければと思っていましたし、今でもその方針で診療を行っています。もちろん歯を失ってしまわれた患者さんの噛む機能の回復に向けての治療も大切である事にかわりはないのですが、歯の保存と予防に重点を置いた治療こそが、多くの患者さんが望んでいる事だろうという確信もあります。例えば虫歯を治療するにはもう削るしかないと思っている方が多いのかも知れませんが、実際のところ初期の虫歯であれば、削る必要なんてありません。きちんとブラッシングやクリーニングを行えば、初期の虫歯は進行しないケースがほとんどなのです。歯を保存し守っていくために、まずは虫歯の範囲の見定めや進行状況の判断を行った上で、クリーニングや経過観察も視野に入れ、治療を慎重に進めています。また、矯正治療も歯を守るための重要な選択肢の1つと考えています。歯を動かさないことにはできない治療もありまして、例えばインプラントですが、傾いている歯に挟まれた箇所は矯正治療で傾きを直してあげることでインプラントを施すことも可能になります。そして矯正治療中のメンテナンスは、歯科衛生士がしっかりと見守っていく必要がありますので、一般歯科と矯正歯科がワンストップでおこなわれていることにも意義があると思うのです。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

開業にあたって、それまで身につけてきた専門性の高い歯科治療への需要が見込めるぐらい都会で、時節柄十分な感染症対策を行うために必要なスペースを確保できるようなエリアを探していたところ、町田にちょうどいい物件が見つかり、東京オリンピック・パラリンピックの最中に準備をすすめ、2021年9月に開業いたしました。町田駅の周辺はランチがおいしいお店も多く、職場としてもいい環境です。また、開業してみるとご家族で受診に来られる患者さんが目立つのは予想外でしたが、すぐにベビーカーの設置スペースを設けました。今後は感染症対策との兼ね合いを鑑みながらキッズスペースなども充実させていこうと思っています。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

歯科用ルーペを使った精密な治療を実践しています。顔に固定したLEDライト付きの専用ルーペで患者さんの歯の状態を拡大して診ることにより、肉眼では判別しづらい小さな虫歯も見つける事ができるのです。また、口腔内スキャナーを併用する事で、削るべき個所の範囲や厚みがよりはっきりと特定できるので、削る範囲を最小限に抑える事ができます。つまり“なるべく削らない”精密な治療にとって欠かす事ができない治療法とも言えるでしょう。当院ではこのほかにも、歯科用CTなど治療の精度を高めるためのデジタル機器を積極的に導入しています。治療の前に神経の位置を精度の高い機器で確認しておくことで、削り過ぎて神経を傷つけるといった危険がなくなり、より自信を持って治療に臨む事ができるのです。

患者さんにどのように貢献したいですか？

治療の質の高さで貢献したいので、勉強を欠かさず、常に標準以上の歯科医療を地域の患者さんに提供していかなければと考えています。また、歯周病の予防管理をしっかり行う事のメリットをお伝えする事で治療を終えた後も、さらに貢献していければと思っています。そもそも予防を怠るとせっかく治療した歯も駄目になってしまいますから、「削らない」というコンセプトで治療を続けていてもあまり意味がなくなってしまいます。患者さんに知っておいていただきたいのは、きちんとケアをしていれば例え虫歯になってしまっていても悪くならないことだってあるということです。歯の表面は毎日わずかに溶けていますが、歯の再石灰化がおこる事によって元に戻るというサイクルを繰り返しています。ですから小さな虫歯があったとしても、日頃の正常なサイクルを妨げないよう、しっかりした予防を行っていれば、あえて削らないで保存するという選択も可能になるのです。患者さんとはこのような知識を共有しながら、予防への意識を持っていただき本当の意味での「歯の保存」に貢献していきたいと思っています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

父には「痛みは、歯科医師が想像する以上に患者さんは気にしているから、とにかく痛くない治療をしなさい」と学生の頃から口を酸っぱくして言われていましたので、治療中の痛みには人一倍気を使っているつもりです。患者さんには麻酔を打ったことにさえ気付かれないよう、痛みの軽減に努めています。麻酔の導入から効き目が出て治療ができるようになるまで5分、10分はかかりますので、そのお時間を充分いただくとともに、麻酔の使用量などにも細心の注意を払っています。その分治療時間を短くしたいという方のご要望には添えない事にはなってしまいますが、歯医者は痛みが怖いから苦手という方はぜひご相談いただければと思います。クリニックの話としましては、床全体をかさ上げしてバリアフリーを実現しています。また、医療機関向け空気浄化装置を使った換気環境、高いレベルの性能要件を満たした滅菌機の採用などにより院内感染を防止しています。さらに、診察券のアプリ化やキャッシュレスのタッチ決済を保険診療の患者さんにもお勧めできるようにする事で受付の非接触化をはかるなど、歯科医院の中でもトップレベルの感染予防対策により、患者さんにとっても、自分自身やスタッフにとっても快適な環境づくりを心がけています。その他にも近年普及が進んでいるウェブ予約を取り入れ、「歯が痛い」「かぶせ物や詰め物が取れた」「定期検診希望」などの診療メニューの選択や受診日時の予約がすべてアプリで完了できるようになっています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

当院の「なるべく削らない、歯を保存し守っていく」という治療方針は、患者さんと歯科衛生士が歩調を合わせて予防・メンテナンスを続けていく事を土台にして成り立っていますので、当院には歯科衛生士の資格を持っているスタッフが4人以上います。スタッフの皆さんの意識の高さには大変助けられていて、昨今の衛生管理の必要性から、具体的には、待合室の椅子やドアノブなどの患者さまの手が触れる箇所、診療台などは患者様お一人の診療ごとにアルコールで拭き上げを行ってもらっていますし、治療器具は滅菌を行い、個別包装のまま保管するなど、スタッフには大変な負担を担っていただいていますので、もう感謝しかないです。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

可能な限りの質の高い歯科治療を提供しつづける事によって、まずは町田エリアの患者さんから信頼を得ることが第一の目標です。現状色々な事を限られたメンバーで行なっている状態なのですが、歯科医療の分野は常に発展し続けているので、ゆくゆくは様々な分野の歯科専門医を集めて精鋭部隊を作り、地域で一番質の高い歯科医療を提供できる環境を整えて行きたいと思っています。そうする事で困った時はここに来れば大丈夫と頼りにしてもらえるようなクリニックにしていければ良いですね。

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