くじら動物病院｜犬猫北府中駅府中駅（東京都）新町1-52-1-A（電話番号：042-319-8902）

Doctor　Interview

くじら動物病院院長伊藤俊太先生にお話を伺いました。

予約なしでも眼科専門診療を
丁寧に診させていただきます

くじら動物病院院長伊藤俊太先生

くじら動物病院
院長伊藤俊太先生

医院の外観です

医院の内観です

獣医になろうと思った動機は何ですか?

小さい頃から猫やリス、鳥などの動物を飼っていて、動物が大好きでした。獣医になろうと思ったきっかけはいくつかありますが、小学5年生くらいの時に傷付いたハトを見つけて、何とか助けたくても助けられず、自分の無力さを感じたことが一つのきっかけになりました。また同じ頃に4匹の兄弟の猫を飼っていました。私が中学生になった時にその子達が立て続けに亡くなってしまい、何故亡くなってしまったのか理由も分からない状態で、何もしてあげることができない無力さに悲しい気持ちになりました。そういった経験があったので、動物のことを知って、助けてあげられる人になりたいと思いました。

ペットは飼っておられますか? もし飼っておられたら、何を飼っておられますか?

犬1匹と猫1匹を飼っています。私の実家では現在猫2匹を飼っています。以前は、ビーグル犬も飼っていました。

この町を選ばれた理由はありますか?

私は生まれも育ちも府中市ですので大学を卒業した時から、開業するなら実家もあって友達も沢山いるこの地域でしたいと思っていました。愛着のある地元で地域の方々のお役に立てるように頑張っていきたいと思っています。

ペット(動物)に対する思いをお聞かせください。

子どもの頃から家で動物を飼っていましたので、動物が居ない生活は想像もできません。動物は私に癒しを与えてくれる存在です。おそらく今後もずっと動物と共に暮らしていくと思います。

先生の得意な分野(治療)は何ですか?

当院は一般診療に加えて眼科専門診療を行っていますので、眼科が得意です。内科治療から白内障手術、緑内障手術といった外科治療まで全般的に行っています。また学生の頃は放射線学教室の神経科に所属していましたので、神経科の分野も得意としています。神経科ではレントゲンやCT、MRIの撮影や読影、脳腫瘍の手術を手伝っていましたので、病変の診断を正確に行うことができます。目の症状で病院に来られて、実は水頭症や脳腫瘍など神経科の病気だったということも多くあります。そういった意味でどちらの分野も精通していることは診断時に多いに役立っています。眼科を専門的に診られるようになりたいと思ったきっかけは、以前勤務医として勤めていた病院が、腫瘍科が得意な先生、循環器科が得意な先生とそれぞれの専門分野を持っておられる先生が複数名おり、幅広い治療を勉強することができる病院でしたが、眼科だけは専門的に診られる先生がいませんでした。眼科を勉強する機会が欲しいと感じ、自ら眼科を勉強しはじめたことが始まりです。そうして学んでいくうちに、どんどん興味を持って、麻布大学の大学病院に研修医として入らせていただくことになり、知識を深めることができました。また勤務医をしていた病院の院長は、積極的にチャレンジさせて下さる先生でしたので、私が眼科の手術をしたいと相談すると器具を揃えてやらせて下さいました。そこで経験を重ねていくことができて、とても有難く思っています。

飼い主さんとペットにどのように貢献したいですか?

飼い主さんが「目がちょっと白いから心配だな、病院に連れて行きたいな」と思った時に「まずは予約」ではなくてすぐに連れて来られるよう、病院に連れて来るハードルを下げることができればと思います。眼科の病気は意外と緊急で治療をしなければならない病気が多いので、そういった時にパッと連れて来ることができて、手遅れにならないように、治療に繋げていくことができるように貢献していきたいと思っています。

この動物病院の他にないところを、PRしてみて下さい。

眼科の病院は予約制の所が多いですが、当院は予約制ではありません。目の症状で気になることがあった時にパッと来院できる病院であることが大きな特徴の一つです。また当院は一件一件、診療の時間を長く取るようにしています。しっかりとお話をして、飼い主さんの不安を取り除いて帰っていただくといった診療のスタンスを大切にしています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

眼科は診療の際に、動物達が動かないようにしっかりと抑えておかなくてはなりません。それができていないと眼圧の検査など、正確な数値を測定することができません。そういった部分を私は細かくスタッフの皆さんにはお願いしていますが、皆さんきちんと期待に応えて下さっているので、とても感謝しています。これからもなるべく長く一緒にお仕事ができれば嬉しいです。

今後、どのような動物病院にしていきたいですか?

眼科は緊急性の高い病気が多い科ですので、将来的に受け入れ態勢を広げていけるような取り組みができればと考えています。府中にも救急病院はありますが、眼科の症例で救急病院に電話しても「眼科は診られない」と断られることが多いのが実態です。眼科の救急医療体制が現在ぽっかり空いてしまっていて、このままではいけないと思っています。当院で対応できる体制にするにも、今のスペースでは、獣医を増やすことも難しいので、現実的になかなか難しく悩ましいところです。将来的には広い場所に移転して獣医を増やして受け入れ態勢を強化していくことが理想です。ハードルの高い問題ですが、動物の眼科医療のために何か貢献できればと考えています。

基本情報