ONEどうぶつ整形外科センター東京｜犬猫のみ田町駅三田駅芝2-29-12-1F（電話番号：03-6453-9014）

Doctor　Interview

ONEどうぶつ整形外科センター東京院長中條哲也先生にお話を伺いました。

全ての動物に動ける喜びを

ONEどうぶつ整形外科センター東京院長中條哲也先生

ONEどうぶつ整形外科センター東京
院長中條哲也先生

医院の受付･待合室です

医院のMRIです

獣医になろうと思った動機は何ですか?

実ははっきりしたきっかけは覚えていないのですが、子どもの頃から自然と獣医になるものだと思って生活していました。親も獣医ではないのですが、なぜか小さい頃から「獣医になる」と思い込んでいたようです。家には小学校の七夕で書いた、「獣医さんになれますように」という短冊が残っています。もともと犬や猫が好きで、いつの間にか獣医になろうと思うようになり、そのままその道を歩んできました。

先生の得意な分野(治療)は何ですか?

大学生活の中で「何かを究めたい」という強い思いがありました。獣医大学に進学し、3年生になると卒業論文のために研究室を選びます。牛や馬の研究を行う学生もいる中で、私は外科を専門とする研究室に出会いました。その際に担当してくださった教官が整形外科の専門家だったのですが、大学内でその先生の手術を手伝ううちに、整形外科が非常に自分に合っていると実感し、その道で専門性を深めていこうと決めました。ワンちゃんの整形外科でよく見られる疾患としては、骨折、膝の皿の脱臼、そして膝の靭帯損傷が挙げられます。これらの疾患は非常に多く、私たちのグループでは、他の獣医師が月に1件程度しか行わないような手術を、日常的に何件も行っています。そのため治療スピードや成績においては、世界的に見てもトップレベルの実績だと自信を持っています。特に、最近の東京では小型犬が増えており、小型犬に対する治療経験が豊富です。

飼い主さんとペットにどのように貢献したいですか?

人間の医療と比べて獣医の専門家はまだ少なく、ペットのための専門的な医療を提供できる施設は限られています。そのため、当院に足を運ぶ飼い主様は、ペットの健康に対する意識が非常に高く、「この子にできる限り最良の医療を提供したい」と考えていらっしゃる方が多いです。一方で、インターネットで情報を集めたり、複数の獣医師を訪ねたりすることで、逆に不安を感じてしまう方もいらっしゃいます。専門家としての私たちの使命は、充実した知識と豊富な経験、そして研鑽した技術のご提供を通じて、そういった方々の高い意識に応え、不安を和らげて差し上げることだと考えています。

この動物病院の他にないところを、PRしてみて下さい。

当院を含む「ONE for Animals」グループの最大の強みは、圧倒的な手術経験です。グループ全体で年間1,300件超、累計9,200件超(※2024年12月現在)の手術実績を有していますが、この数は世界的に見ても珍しく、他ではなかなか見られない規模だと思います。手術の回数が多いということは、それだけ技術や経験が積まれるということです。私たちは数多くの症例を経験することで、手術時間の短縮を実現しています。短い手術時間は患者様にかかる負担を軽減でき、ひいては再発や合併症の低減につながります。こうした安全で高品質な治療を提供できる点が、当院の大きなアピールポイントです。豊富な経験と確かな技術を活かし、患者様一人ひとりに最適な医療を提供できることが私たちの自信であり強みだと考えています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

当院はいわゆる「町のお医者さん」とは異なり、患者様が生涯を通じて通われるようなかかりつけ医という位置づけではありません。例えば、骨折が治れば卒業、脱臼が治れば卒業という形で、一期一会に近い関係性の中で患者様と接しています。また基本的には、外科手術という大きな覚悟を持っていらっしゃる飼い主様が多いため、来院された方々には、どのような形であれ満足してお帰りいただけるよう全員で工夫を重ねています。そのような考えのもと、私自身もスタッフに対して常に「患者様に満足していただける対応を心がけてほしい」と伝えています。そうした中でスタッフに感謝し、誇りに思う点は数多くあります。例えば、多くの患者様から「受付の対応がとても良かった」「看護師が親切で優しかった」などの温かいお声をいただいています。これらはスタッフ一人ひとりが日頃から患者様を大切に思い、丁寧に接しているからこそ得られる評価だと感じています。さらにもう一点、我々獣医師が専門分野を持つのと同様に、受付や看護師のスタッフも整形外科という分野に特化しており、高い専門知識と技術を持って日々の業務に臨んでいます。その結果、チーム全体として質の高い医療を提供できているのは、スタッフの努力と貢献のおかげです。本当に感謝しています。

今後、どのような動物病院にしていきたいですか?

これからも、ご来院いただいた皆様にとって「最後の砦」となれる病院であり続けたいと考えています。「最後の砦」とは、手術をする際には一度で確実に治すことを目指す、という意味です。ワンちゃんやネコちゃんは言葉で伝えることができませんし、飼い主様も手術に大きな不安や負担を抱えていらっしゃいます。だからこそ、「とりあえずやってみる」という姿勢ではなく、一回の手術で必ず治すという強い覚悟を持って臨むことを大切にしています。またご来院いただいた患者様や、私たちを信頼して紹介してくださったかかりつけ医の先生方にも「この病院に来て良かった」「ここを紹介して良かった」と思っていただけるよう、引き続き努力を重ねていきたいと考えています。

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