セツルメント菊坂診療所 院長 伊藤 恵子先生にお話を伺いました。
日本医科大学出身です。
臨床医になって、皆様の健康に貢献したいということが一番の理由です。
ここは約60年前に設立された診療所で、その時代によって診療科目は変わってきておりますが、主に地域医療を内科のほうから拝見するということを考えての科目となっています。現在の診療科目は私が専門としていた循環器と内科、非常勤の先生に消化器(内視鏡検査含む)が1人、糖尿病が1人、内科が5人いますので、それぞれに対応した診療科目も標榜しています。
当院は、戦後の混乱期に起きたセツルメント運動により、東大および日本医大の医学生を中心とした方々が地域の診療所として設立しました。菊坂と名前がついている通り、元々は菊坂という坂にありましたが、2~3回移転を繰り返し、今の場所になったということです。
私は内科医ですが、大学では循環器内科を専攻しておりましたので得意としています。地域医療に携わるようになってからは、プライマリーケアの指導医の資格も取り、内科一般の初期診療および「かかりつけ医」として慢性疾患の管理を主な仕事としています。
この診療所は在宅訪問診療に重点を置いて、保険収載される前からそういう活動を行っています。現在でも約50名の在宅診療の患者さんを診療しています。通院が困難な患者さんには、在宅治療で貢献したいと考えています。
非常勤の先生も含めて、一人の先生が診るのではなく、患者さんが医師を選択できるというところが大きな特徴だと思います。診療内容の特徴としては、丁寧に問診を取ることに重点を置いていることです。まず看護師が患者さんの状況を丁寧に伺い、医師も診察では患者さんと向き合い聴診器を必ず当てるというスタイルも、特徴にしており、昔ながらの温かい触れ合いを大切にして診療にあたっています。スタッフも非常に親しく話しかけると思います。
医療はチームワークが大事です。それぞれのスタッフにも個性があり、良いところは活かして、悪いところはお互いに補うチームワークで、安心と安全の医療を大事にしています。始業前には、前日の状況や、気になる患者さんについて話し合い、当日の重要な項目の打ち合わせし、みんなで患者さん情報を共有してから毎日がスタートするようになっています。
この診療所のもう一つの特徴は生協だということです。もちろん組合員以外の方も区別なく診療させていただきますが、基本的には地域の方が出資をして組合員となり、自らの医療や介護の要求を、事業を通じてかなえていく組織が医療福祉生協です。今後も組合員さんがこの地域に長く住み続けられるように、組合員さんの要望に応えていく事業活動をすすめます。
医療生協「養生会」は診療所2つと訪問看護ステーション1つを運営しています。訪問看護ステーションは診療所に併設されており、介護と医療の連携が非常にいいところだと思います。私は日本医大出身なので、日本医科大学付属病院総合診療科と連携しカンファランスの世話人をしていますので日本医大との連携は良好です。又、地域の大学病院や基幹病院とも密に連携し、地域包括ケアシステムの一員としてより良い医療ネットワークづくりを目標にしています。
医院名 | セツルメント菊坂診療所 | ||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒112-0002 東京都文京区小石川1-24-3 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 03-3811-0016 | ||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 内科 循環器内科 消化器内科 糖尿病 健康診断 | ||||||||||||||||||||||||
診療時間
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診療時間 | ※金曜日午後16:30~17:00の30分間休みが入ります | ||||||||||||||||||||||||
休診日 | 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 都営三田線・大江戸線 春日駅 東京メトロ南北線・丸の内線 後楽園駅 | ||||||||||||||||||||||||
交通手段 | 春日駅から徒歩10分 後楽園駅から徒歩13分 | ||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 無し | ||||||||||||||||||||||||
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