加西動物病院 院長 廣瀬 快先生にお話を伺いました。
1980年に先代の父親が加西市で初めての動物病院を開院し、幼少期からその背中をずっと見て育ってきました。そういった環境から、自然と獣医を志しました。
猫を3匹飼っています。雑種2匹、アメリカンショートヘア1匹です。
先代の父親から受け継ぐ形でこの地で開業しております。この町を含む近隣の地には当院を頼りにしてくださる飼い主さんがおられ、その期待に応えたいとの思いが理由です。
ペットは、家族の一員だと思います。実際、私も生まれてずっと、一人暮らしの大学時代以外は、多くの犬や猫と共に暮らしてきましたし、今も欠かすことのできない存在です。もっとも、私はペットをただ甘やかしペットの主張を丸のみにすることが愛情と誤解している昨今の風潮には疑問があります。もちろん深い愛情を持って対応はしますが、犬は犬として、猫は猫としての習性や行動原理を理解し、時には毅然とした態度で接する必要があります。それを忘れて可愛さのあまり野放図に甘やかしてしまい、結果的に暴君のようなキツい子ができあがったり、飼い主さんさえ手に負えない子に成長したりするのは不幸です。ペットをお迎えするときは、その動物種の習性や望ましい飼養法などを事前に頭に入れて臨んで欲しいと、飼い主さんにはお願いしたいですね。そのうえで、お困りのことがあれば、ぜひご相談いただきたいです。時には厳しい話をすることがあるかもしれませんが、ペットの幸福を共に考えていければと思います。
基本的には、一般診療全般に診ることができます。ただ、高度な検査や治療が必要な場合は、速やかに適切な他院や施設に紹介します。そのあたりの見極めに関しては自信がありますので、得意分野と言えるかもしれません。
この獣医療に限らず、医療は基本に忠実に行うべきだと思っています。その基本とは、問診から始まり必要な検査を提示し、その検査結果に基づいて「この病気が疑わしいですね。」あるいは「この病気ですね。」という順に診断をします。例外的に我流が参考になりますが、あくまで診断や治療は基本が大切です。もっとも、診断するに当たっては当院で行えない高度な検査が必要なこともあり、その場合は、より高度な検査や治療を施すことのできる適切な病院への紹介を検討します。ただ、そのうえで導かれた「ベストな治療」が必ずしもそのペットや飼い主さんにとって最良とは限りません。状況によっては、ペットがその治療に耐えられるか、飼い主さんの費用負担能力の範囲内かなども考慮しなければなりません。多様な制約の下で双方が納得できる方法を見つけることが目指すべき最良の治療であると思っています。個々のペットと飼い主さんに寄り添う治療のできる一番身近な「かかりつけ医」として貢献したいと思っています。
当院は、愛玩動物看護師の妻と2人でやっています。本当に昔ながらの動物病院で、何か困ったことがあれば「まずあの動物病院に行くか。」というような身近なかかりつけ医でありたいと思っています。実際、1件1件に対してしっかりと時間を割き、できる範囲で時間をかけて丁寧に説明をしているという自負はありますし、気さくに何でも聞いていただけるのがPRポイントではと思います。
うちの看護師(妻)は、日本有数の誇れる看護師だと私は思っています。もちろん適切な治療ありきの話ですが、彼女の看護がなければ助けられなかったと言っても過言でない子は山ほどいます。私が、「この子食べないわ。やはり食欲ないね。」って言っても彼女が代わってフードを与えると、食べ始めることがしょっちゅうなのです。妻には何か特別な力でも備わっているのかと不思議に思うほどですが、本当にいつも感謝しています。今後も、お互い支え合って頑張っていきたいと思います。
現在もそうですが、何か困った時に、まず来ていただける病院、気軽に相談しやすい病院に引き続きしていきたいと思っています。また、動物目線に立つと、どうしても厳しい助言をすることがありますが、それでもその助言を受けとめてくださる飼い主さんはありがたいですね。闇雲に厳しい事を言っているわけではなく、基本的にその子の幸せを願うからこその言葉です。実例ですが、来院時「この子の食欲がないんです。」と言われ「いつもは何を食べているのですか?」と聞くと、「いや、何食べているか分かんないです。」と答える飼い主さんがおられます。でも人間の1歳、2歳のわが子の今朝のごはん何を食べたか分かんないという保護者は、ほぼいないですよね。ペットを飼う上で、最低限、飼い主さんが勉強したり、知っておかなければならない事や、気にしなければいけない事がありますので、そういった事を私は重要視しています。犬や猫は成長すると、人間の2歳児ぐらいの知能とも言われます。2歳の子供なら、やはり保護者(飼い主さん)がしっかりと守らなければいけませんよね。ペットの実情をよく見て、それを把握してあげるのが良い飼い主さんだと思いますので、そういった飼い主さん自身の認識のレベルアップを図るとともに、教育、指導にも尽力していきたいと思います。
医院名 | 加西動物病院 | ||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒675-2361 兵庫県加西市谷町69-1 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 0790-43-0810 | ||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 犬 猫 | ||||||||||||||||||||||||
診療時間
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休診日 | 水曜午前 土曜午後 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 北条鉄道 北条町駅 | ||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 有り 5台 | ||||||||||||||||||||||||
ホームページ | https://wanta.nyanta.jp/ | ||||||||||||||||||||||||
ブログ | https://unamako.blog.fc2.com/ |
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