小森小児科クリニック 院長 小森 友貴先生にお話を伺いました。
福岡県北九州市にある産業医科大学です。
祖母が助産師だったこともあり、親の実家に訪れると聴診器など医療機器が身近にあり医療が感じられる状況にありました。また幼少の頃より身体にハンディキャップを持つ友人と一緒に過ごす時間が多く、よく学校の帰りや夏休みなどに遊んだりしていることが多かった記憶があります。中学生の頃ぐらいから、福祉に関わる仕事や教師にも興味を持ち始め、将来的には子どもに関わる職業につけたらいいなと思っていました。また中学時代、恩師から「命に関わる仕事についてはどうか?」と助言を受けたことも医師を目指すことになったきっかけになったと思います。その後、大阪の高校へ進学し、周囲に医歯学部を目指す友人が多かったこともあり、周りの影響を受け、医師になる決意を固めました。
私が卒業した産業医科大学には奨学金制度があったため、卒業後は義務年限という縛りがありました。京都市の洛和会音羽病院で3年の研修医生活を終え、検診や中小企業の産業医活動を行う京都工場保健会(労働衛生機関)に就職しました。そこでは大阪や京都、滋賀県の中小企業で嘱託産業医として働き、企業で勤務する労働者の健康管理に携わりました。産業保健を学ぶ上で、医療機関で勤務する職員の健康管理に関わってみたいという想いが強くなり、医師7年目より京都第一赤十字病院で産業医として就職しました。当時の院長先生にお願いし、空いた時間を利用し、小児科臨床にも参加させていただく機会を得ました。産業医と小児科医として約15年間を過ごし、小児科一般診療や総合周産期センター(NICU)で新生児医療を経験、後半からはサブスペシャリティーとして小児心身症の分野、特に摂食障害の患児を多く診させていただきました。そして今回、今後の方向性として、今まで経験した経験を活かして社会貢献していければと思い、小児科クリニックを開業することを決意しました。さっそく小児科開業医としての道を歩みはじめましたが、同時に産業医としての活動も続けており、週1回程度は一般企業の産業保健活動も行っております。実際に一般企業で勤務する労働者と関わっていると、「幼少のころより適切な関わりがあれば、もっとスムーズに社会適応できたのではないか?」というケースを経験することもあります。あまり小児科と産業医学は接点がないように感じますが、この両方を経験したからこその視点で、子ども達が成人へと成長し、社会適応できるようになるためのサポートをしていきたいと考えています。
医師としてずっと京都の地で経験を積ませていただいたことから、京都市や宇治市で住む地域に貢献していきたいという思いがありました。また近隣には地域連携ができる医療機関が複数あり、この地域ならば不安なく診療を行っていけると考え、この地での開業を考えました。
これまで心身症分野の患者を多く診させていただいてきましたが、得意分野と言われると、患者や保護者としっかりと向き合って話を聞き、一緒に答えを探しにいく。得意か分かりませんが、これが私のこれまでしてきたことであり、これからもしていきたいことだと思います。
これまでの経験から、生まれたばかりの新生児から思春期のお子さままで幅広く、お子様が無事に社会へ出られるまでお子さまと保護者と一緒に寄り添いながらサポートしていければと思います。一般に小児科の対象は中学生までとされていますが、まだまだ高校生も小児科医が関わるべき内容のこともあり、私は赤ちゃんから高校生、保護者の健康まで診ていければと考えています。
他の医院にないところというのは難しいですが、成人の健康と小児の健康、両方を同時に関わってきた経験を活かした診療を行っていきたいと考えております。また私自身も3人の子供を持つ父親でもあり、子を持つ親の立場としても含め、様々な視点からお子さまと家族に寄り添っていければと思います。
スタッフの心と身体の健康あってこそ良い医療が行えると思います。まずはスタッフ同士が何でも言い合える風通しの良い関係をつくり、スタッフは常に笑顔が絶えない環境を作りたいと思います。そうすることで心の余裕が生まれ、事務、看護師、医師それぞれが自分達の役割を把握し、しっかりとお子様や保護者の方々へ接してもらえれるのではないかと思います。
ホームページにも記載していますが、またこのクリニックに来て色々と相談したいと思ってもらえるクリニックにしたいなと思います。また私自身、「自分の子どもならこうするだろうな」という視点で常にお子さまに向き合っていきます。そしてお子さまや保護者の方へしっかりと説明し、納得してご帰宅いただける医療を目指していきたいと思います。
この開業を行うにあたり、多くの先輩や後輩医師から指導、開業へ向けたアドバイスをいただきました。おそらく自分ひとりでは絶対ここまではたどり着けなかったので本当に感謝しかありません。これからは育てていただいた先生方への恩返しのつもりで、この地域に住むお子さまの健康にしっかりと関わっていきたいと思います。また最後になりますが、研修医時代の指導医であった徳永千恵美先生に週1回クリニックへ応援医師として来ていただいております。医師になり20年経っても指導医が傍に居てくれることは本当に感謝でしかありません。
医院名 | 小森小児科クリニック | ||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒612-8002 京都府京都市伏見区桃山町山ノ下32 MOMOテラス1F 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 075-606-7890 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 小児科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
診療時間
△:ワクチン・育児相談・健診(完全予約制) 水曜午後:第一日赤病院の外来出張中 木曜午後:応援医師(女性)の診察 | |||||||||||||||||||||||||||||||||
休診日 | 水曜午後 木曜午前 土曜午後 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 地下鉄東西線 六地蔵駅 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
交通手段 | 六地蔵駅 3番出口より徒歩約5分 ※レストランエリア:ピザハット店のすぐ近く | ||||||||||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 有り MOMOテラス駐車場2000台(4時間無料) | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ホームページ | https://komori-kids.com/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
https://www.instagram.com/komorisyounika/ |
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