ハートランドしぎさん｜心療内科精神科神経内科内科皮膚科放射線科歯科認知症疾患医療センター(奈良県指定) 王寺駅勢野北4-13-1（電話番号：0745-72-5006）

Doctor　Interview

ハートランドしぎさん院長徳山明広先生にお話を伺いました。

患者様と真摯に向き合います
どうぞお気軽にご相談ください

ハートランドしぎさん院長徳山明広先生

ハートランドしぎさん
院長徳山明広先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

奈良県立医科大学出身です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

高校時代に新築住宅に引越しをしてから、新建材に含まれるホルムアルデヒドという成分により、全身の皮膚が剥けるという病を患いました。当時はまだホルムアルデヒドが原因であることは解明されていなかったため、様々な皮膚科に通ってみましたが、どこに行っても原因がわからず困っていたところ、たとえ治らなくとも一生懸命説明をしてくれ、優しい言葉をかけてくれ、希望を与えてくれる医師たちと出会いました。困っているときに、「ああ、こうやって助けてくれる人がいるのだ」と感じた私は人のお役に立ち、自身も喜びを感じられる医師に憧れを抱くようになり、目指すきっかけとなりました。

この病院の診療科目を決めた理由は何ですか？

私は精神科を診ています。高校時代に様々な皮膚科に通っている頃、心に問題があると体の病気や皮膚の病気も悪くなると言われ、そのことが心理学に興味を持つきっかけとなりました。そして、心の病が増え始めた1990年頃、体の病気と密接に関わる心・精神の分野が注目され、その分野に興味のあった私は医学部入学前から漠然と医師になりたいというより明確に精神科医を目指していました。また精神科は医療器具に頼るところがなく、体一つで診療するという点に魅力を感じたことも理由の一つです。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

特にうつ病に興味があり、最も多く経験を積んできました。うつ病は脳のバランスの問題、また患者さんの心の持ちようやご家族との関係、職場での関係にも関わりがあります。単に病人として捉えるのではなく、その方の性格や環境を含め総合的なものを診る全人的医療で対応していかなければならない病気です。

患者さんにどのように貢献したいですか？

患者さんは病気で苦しみ戸惑っておられます。どのような病気に罹っているのか、どうしたら良くなるのかといったことをわかりやすく説明することで患者さんのお役に立てればと思います。様々なところで市民講座を開いているのもその一環であり、心理教育（病気の説明）を重視して患者さんはもちろん、ご家族の方も含めてお話をさせていただき、皆で一緒に病気を治していきたいと考えています。そのための道しるべを示しながら安心して治療が受けられるよう努めていきたいです。

この病院の他にないところを、PRお願いします。

当院は、精神科救急病棟という施設があるのが特徴です。人員を手厚く配置することにより集中的に治療し短期間で退院でき、精神科救急医療にも対応できます。また人口の高齢化に伴い認知症患者さんが増えていますので、認知症治療病棟や認知症疾患医療センターも設けています。さらに、精神の病だけでなく、体の病気も抱えている方が多くいらっしゃいますので、当院では「体の病気は他院で」というのではなく内科医、歯科医、放射線科医が常駐して、精神だけでなく身体合併症も診られる病院であるところも特徴です。近年は発達障害で生きづらさを抱えている方にも対応できるよう「子どもと大人の発達センター」も設けました。このように、当院は時代のニーズに応じた地域に貢献できる精神医療の提供を常に心がけています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

スタッフには患者さんのお役に立つことができるという幸せとやりがいを持って、働いてもらいたいと思います。スタッフが幸せでないと、患者さんに影響を与えてしまいますので、スタッフ皆が幸せを感じる環境にしていきたいと考えています。

今後、どういう風に病院をしていきたいですか？

時代と共に精神科のニーズも変わります。当院は精神科救急、身体合併症、認知症、発達障害、認知行動療法などに対応、そしてMRIを導入することで認知症の早期発見や精密検査ができます。これからもメンタルヘルスの総合病院として、「心で困ったらあの病院に行けば大丈夫だ」と言われる病院にしていきたいと思います。

院長からのメッセージ

近年はメンタルクリニックも増え、精神科の敷居は少しずつ下がってきているかと思いますが、やはりまだ偏見が多くあるのが現状ですので、精神科の病気は誰でも罹り得る病気であることを発信していきたいと思います。病院名は「ハートランドしぎさん」というやわらかい名前で、接遇面にも力を入れています。建物には明るい光を採り入れ、院内は清潔にしています。正面玄関に入れば、すぐにカフェがあり、そしてお子さんも通いやすい発達センターを設けて、精神科の敷居を下げる努力をしています。偏見のために発見・受診が遅れてしまうことがないよう、誰もが困った時にすぐ受診できる精神科専門病院の見本となれるよう今後も努めて参ります。

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