
いたがねファミリークリニック 副院長 板金 康子先生にお話を伺いました。


大阪市立大学です。現在は大学の名称が大阪公立大学に変更されています。
何か特別な出来事があったというわけではありません。ちょうど私が高校生の頃、周りの先生方や環境に恵まれて学校生活をすごく楽しく過ごせていて、今こういう生活ができているのってすごく幸せなことだなと、ふと思ったんです。それと同時に、私が感じているこういう幸せを他の人たちに返したいなって思いました。それで、幸せな未来が待っているはずの子どもが病気になったり、途中いろんな困難に出会って成長を妨げられそうになった時に、手助けできるようなことはないかと考えるようになって小児科医を目指すことにしました。医学部で学ぶ中で、精神科など他の分野にも興味を持ちましたが、やっぱり「子どもたちの成長を見守っていきたい」という気持ちが強かったので小児科に進むことを決めました。
ここは院長である主人の生まれ育った場所で、私たちは結婚後もこの地で暮らし子育てもしてきました。下の子が小学校に入った頃に開業を考えるようになり、ゆかりある地域に根差したクリニックとして開業させていただきました。院長は内科専門医、私は小児科専門医ですので、0歳の赤ちゃんから100歳のおじいちゃん・おばあちゃんまで幅広く地域の方々のお役に立ちたいという思いを持って、2人で開業しました。クリニック名の「ファミリークリニック」には、家族ぐるみで診させていただきたいという思いが込められています。
子どもの病気ってほとんどが感染症、いわゆる風邪なんですけども、風邪だと思って来られる患者さんの中に、重大な病気が隠れていることがあります。いつ誰が来ても、どんな時でも、見落としがないようにしっかり見極めるということは必ず頭に置いて診察しています。また気管支喘息、アレルギー性鼻炎、アトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどのアレルギー疾患やおねしょ、便秘その他なんでも、その子どもに関する困り事に対して、子育て支援のマインドを持ってお父さん・お母さんといっしょにやっていくというスタンスです。かかりつけで赤ちゃんの頃からずっと来てくださっている患者さんが多くいますので、健やかに育ってきているか、身長や体重、精神発達といった病気以外の成長面にも目を配り、できるだけきめ細かく診ることを心掛けています。
少子化で子どもの数はどんどん減っています。少ない子どもを大切に育てるこの時代の保護者さんを見ていると、本当に大変だなって思います。最近は小児科医療でも、子どもの健康を「バイオ・サイコ・ソーシャル」の視点で総合的に捉えてアプローチすることが大切だと言われています。「バイオ」は身体的な側面、「サイコ」は心理的な側面、「ソーシャル」は家庭や子どもを取り巻く社会的な環境要因ですが、これらを包括的にアセスメントして子どもの健康状態を評価するよう努力したいと思います。また、保育園や幼稚園に嘱託医や園医という形で健診に伺うことも多いですが、そこで現場のいろいろな困り事や相談事をしっかり拾い上げて、保育士さんや先生方にきちんと応えていく必要があるなと感じています。保育園や幼稚園、小学校と連携してたくさんの目で子どもを見る、社会で子育てを支援する、そんな歯車の1つになれたらいいなという思いで活動しています。
当院は地域の皆さんのためにということで、先程もお話ししましたように0歳から100歳まで全ての年齢層の方に安心して医療を提供できるところが強みだと思います。例えば、お子さんの風邪で受診された際に、お父さん・お母さんご自身の健康相談も受けていただけるよう、内科に橋渡しもします。地域の皆さんにとって、気軽に相談できる「よろず相談所」のような存在でありたいと思っています。
医療業界ってすごく大変で、きついし忙しいし、さらにコロナ禍があったりして、進んで選ばれる仕事ではなくなってきているように感じます。そんな中で、当院に来て助けていただいているっていうのも何よりですし、患者さんに対してすごく真摯に一生懸命向き合ってくれていることに日々感謝しています。クリニックはとにかく安全が一番です。当院は看護師さんを筆頭に事務さんもそれを理解してくださっていて、とても良い環境で私たち医者は仕事をさせてもらえていて本当にありがたいです。スタッフの支えがあってこそ患者さんを診ることができている、その思いを常に大切にしています。
近年は発達面でちょっと気になる子どもたちの相談が増えており、臨床心理士さんに来ていただいて、その分野の検査や診療に力を入れています。専門の医療機関を紹介することもありますけども、初診まで何ヶ月も待つ形になったり、診断を受けても次はまた何ヶ月後とかになったりして、その間どうすればいいのかという問題が出てきます。当院でできる限り対応させていただくことで、困っている子どもたちや保護者の方たちが気軽に相談に来られて、サポートする場所になれたらいいなと思っています。
私たち小児科医は「病気の専門家」であると同時に「健康の専門家」でもあります。小児科専門医のいる診療所をかかりつけに選んでいただくと、病気のことはもちろん予防接種、成長発達の心配事を安心して相談できると思います。子どもの成長の節目ごとにある健診はとても重要ですが、日本では乳幼児期に数回しか実施されません。私たち小児科医は子ども健診制度の充実をいろいろな団体に働きかけています。その中で最近ホットな話題は5歳児健診です。3歳半健診の後、小学校入学前まで公の健診がありませんので、就学前の5歳児のタイミングできちんと発達を診てあげることで、就学準備や環境調整に役立てていただくという位置づけの健診です。昨年(2024年)から国が予算をつけてくださっていますので、大阪府内でも始まっている市町村があります。それを少しでも早く、大阪市でも実施していただけるよう私も力を尽くしていきたいと考えています。
| 医院名 | いたがねファミリークリニック | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 住所 | 〒545-0001 大阪府大阪市阿倍野区天王寺町北2-11-14 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 電話番号 | 06-6713-0010 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 診療科目 | 内科 循環器科 小児科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
診療時間
▲は予防接種(午前・午後の診療時間内にも予約枠があります)
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| 休診日 | 木曜 日曜 火曜午後 土曜午後 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 最寄り駅 | JR環状線 寺田町駅 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 交通手段 | 寺田町駅から南東に約190m | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| 駐車場 | 有り | ||||||||||||||||||||||||||||||||
| ホームページ | https://itagane-familyclinic.com/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
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