ココデンタルクリニック 院長 井上 優子先生にお話を伺いました。
朝日大学歯学部出身です。
子どもの頃から、虫眼鏡や顕微鏡を買ってもらってミジンコを調べたりするぐらい小さいものが好きでした。とある日、自分の抜けた乳歯の裏側を見てみたら、ヌルヌルしていて血が付いていることに気づいて、匂ってみたり触ってみたり、そこから歯に興味を持ちはじめました。永久歯が生えてきた頃には歯並びが悪かったのでクリニックへ通い始め、そのときの先生がすごく綺麗なお姉さんで、私を一個人として扱い続けてくれて嬉しかったことを今でも覚えています。自我が芽生えてくると、歯に自信がなくて恥ずかしいと思うようになり、逆にクリニックに行かなくなってしまいました。痛いことをされたとか嫌な思いをしたとかではないけど、自分に自信がないから行けなかったんでしょうか。つけなければいけない大切な装置もつけられず、先生には申し訳ないことをしたと思います。他にも私と同じような気持ちの患者様がたくさんいるんじゃないかと、そういった人たちの手助けをしたいと思ってから、歯科医師になること以外は考えませんでした。
神戸や北摂など土地勘のある場所で開業したいと考えていましたが、ここ大阪市旭区は父の会社が近くにあり、ある程度知っている町だったのでこちらに決めました。
長期的に安定した審美歯科、義歯も含めた審美歯科が得意です。副院長は根の治療が得意です。そして何よりも患者様の本当の思いを掘り起こして、プラスアルファや驚きを与えることを得意としています。
今までのクリニックでは症例に対して割とマニュアル的に一辺倒、二辺倒な治療だったと感じることがありました。マニュアルがあることで動きやすく安全性も担保されることは大いにありますが、患者様のフェーズや経験に合わせてこれまで聞いたことのない幅広い治療を提案したいと常々考えています。そうすることで、何度も何度も最善策をいっしょに生み出しています。
「自責」で考えて行動しているところです。患者様にもスタッフにも自責と他責の話をよくするんですが、例えば「これをすると困ることになるからやらない」は患者様主体で自責です。それが「患者様が嫌って言ったからやらない」になると他責です。私たちがどの時期に介入し、どれほど深く介入し、ゴールをどこに設定するのか、1つの症例に対して私と妹の2人の目線で、2つの方向からアプローチしています。たくさん話をして5つぐらいの術式パターンを想定してから、考え得る予後をはっきりさせ、個室で膝を突き合わせて患者様と話します。一度決めたことを患者様が途中で変更する余地もありますし、もちろん責任は私たちが負いますから、いっしょに治療を作り上げていっている感じで、自分で選択したと強い自信を持ってお帰りになられます。そこが他院さんと違うところだと患者様からは高評価をいただいてます。納得と安心が患者様の未来への気持ちを明るくしているようです。
スタッフにはプロとして再現性を持ってレベルの高い治療をすることは当然ですが、徹底して患者様の思いを察知するように、徹底して寄り添うことを磨き上げてほしいと伝えています。それは仕草とか接遇ではないんですよね。何を望んでいるのか、何を言わんとしているのか、何をすれば喜ばれるかを常に自分で考えて、自責で決めてほしいといつもミーティングで言っています。そして医療ってやっぱり人間の力ですから、当院は人間教育に力を入れています。例えば仕事ができなかったとしても、仕事4割:人柄6割でいいんです。人間力があれば、感謝もするし反省もするし対策も練るので仕事は伸びていきます。それよりもイエスマンじゃなく「相手が傷つかないように意見が言えること」「患者様が傷つかないように事実を伝えること」がとても大事だと考えています。もちろんそのためには事前に内容を考えて考えて、練って練って自分の判断に自信を持っておくことが大前提必要になりますよね。
あと一年ちょっとで50歳という節目を迎えます。そこを機にいろいろ新しいことへ取り組んでいきます。一つ例を挙げるなら、事情があって親御さんから離れている乳児院の子どもたちへ健康に関する情報を届けることです。子どもの頃の生活習慣って実は大人になっても影響がありますし、早めに改善することが望ましいですよね。ちょっとしたアドバイスでもお稽古のように周期的に言われているとだんだん身に付きますので、歯科の私たちだからこそ出来ることがあると思っています。そういった活動を地元であるこの大阪市旭区からやっていきます。そんなことを考えていると先日セミナーの依頼をいただいたんです。運命的なことがあるもんですね。今はSNSが普及して情報は溢れていますが、私を求めてくれる人がいるなら外向きに発信するフェーズに入ろうと決めました。今クリニックでは半径2メートルぐらいの人に話をしているわけですが、これからは半径1キロとかでもいいので、地域向けのYouTubeという感じのものを準備しています。いろんな地域貢献をして、未来の大阪を作る子どもたちをなんとか良くするために力を入れていきます。
どんなお口の中でもいいです。自信がなくてもいいです。一度お話にだけでも来てもらえれば、一つ小さなヒントをお伝えします。そのヒントが驚きや気づきとなり、患者様のお口を通して体や心まで爽やかになればこんな幸せはありません。そして細やかな治療を体験いただいたみなさんと長く寄り添っていければと思っています。
医院名 | ココデンタルクリニック | ||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒535-0022 大阪府大阪市旭区新森3-16-22 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 06-6180-8907 | ||||||||||||||||||||||||
診療科目 | ホワイトニング 予防歯科 口腔外科 小児歯科 | ||||||||||||||||||||||||
診療時間
△14:30~19:30 ▲14:30~18:00 ◯**14:15~17:00
| |||||||||||||||||||||||||
休診日 | 隔週日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | 京阪 森小路駅 地下鉄 新森古市駅 | ||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 有り 2台(TELにてお問い合わせください) | ||||||||||||||||||||||||
ホームページ | https://coco-dent.com/ |
Copyright (C)2015-2025 病院検索の病院まちねっと All Rights Reserved.
本サイトに掲載の文章・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信などを禁じます。