あんようじこどもクリニック 院長 今村 俊彦先生にお話を伺いました。
京都府立医科大学出身です。
私は幼少期から生物学や分子生物学に強い関心を持ち、それに関連する研究者になりたいと考えていました。そのため、医学部に進学するか、理学部に進学するかで迷いましたが、最終的には人間を対象とした研究の方が、より魅力的だと感じ、医学部への進学を決意しました。このように、当初は研究者になることが私の目標でした。
私は山口で生まれ、すぐに兵庫県伊丹市に引っ越し、小学校3年生まで過ごしました。その後奈良市に移り、高校卒業まで奈良で暮らしました。大学は京都府立医大に進学し、大学3年生の頃からは京都で一人暮らしをしていました。滋賀に引っ越すようになったのは、医者になってしばらくした後です。アメリカに留学していた後、日本に戻る際に滋賀に移り住み、それからずっと大津で15年ほど暮らしています。すっかり愛着が湧いておりますし、この地域には小児科が少ないため、地域の小児科医として貢献できるのではないかと思い、自宅の近くでクリニックを開業したいと考えました。栗東は、京都や大阪、神戸へのアクセスが良好で、比較的ゆったりとした生活ができる点も非常に気に入っています。
もちろん、私の専門は小児科ですが、以前は造血器腫瘍、いわゆる白血病を専門としており、医師としてのキャリアの大半を白血病の治療に費やしてきました。しかし、小児科は成人医療ほど特定の疾患に絞って診療を行うことは少なく、幅広い分野を扱っています。大学病院勤務の前には市中病院でも働いており、その際には小児の感染症や喘息、アレルギー疾患の専門外来を担当していました。これらの経験は現在の診療にも活かされており、当院では感染症や喘息、アレルギー疾患を多く扱っています。夜尿症についても、困っている多くの患者さんが訪れるため、現在力を入れて取り組んでいます。
当院は地域の小児科クリニックとして、この地域のお子さんが健康に成長できるよう、しっかりと責任を持って支援していきたいと考えています。そのため、何か問題や不安を感じた際には、どうぞ気軽に当院にご相談いただきたいと思います。私たちで解決できることはその場で対応し、もし専門的な治療が必要な場合には、他の医療機関とも連携し、最適な支援ができるようにご案内させていただきます。このような支援が、私たち地域の小児科クリニックの使命だと考えています。
スタッフ全員が心掛けているのは、困っている患者さんに対して親身に対応することです。お子さんや親御さんが抱える不安や問題に寄り添い、できるだけリラックスしていただけるような環境を提供することが、私たちの大切にしているポイントです。来院された患者さんには「ここに来て良かった」と思っていただき、安心して笑顔で帰っていただけるように努めています。また、医院のデザインにもこだわりがあります。デザイナーと何度も打ち合わせを重ね、明るく温かい雰囲気の内装を整えました。お子さんが通いやすく、そして親御さんが少しでもホッとできるような場所になれば嬉しいです。
地域の小児科クリニックとして、地域のお子さんが健やかに成長できるよう、できる限りのサポートをし続けることが、何より重要だと考えています。その責任感を持ち続けるために、スタッフ全員に日々お願いしているのは、来院された患者さん一人ひとりの気持ちに寄り添い、丁寧に接することです。忙しさに追われることもありますが、どんな時でも患者さんを大切にする気持ちを忘れずに対応することを、スタッフには常にお願いしており、実際に皆がそれを実践してくれています。スタッフの献身には本当に感謝しており、これからも全員がこの思いを大切にし、日々の診療に取り組んでいけるようサポートしていきたいと考えています。
先ほどもお話ししましたが、まず第一に、お子さんに関する心配事があれば、どんな小さな不安や疑問でも、まずは当院にご相談いただきたいと考えています。皆さんのご相談に親身に対応し、しっかりとサポートする姿勢を今後も大切にしていきたいと思っています。私自身、小児科医として30年ほどの経験を積んできましたが、最近も新たな気づきや、これまで経験したことのないケースに直面することがあります。それだけ、子どもや親御さんの悩みや不安は多岐にわたり、私もまだまだ学び続ける必要があると感じています。私自身を含め、スタッフ全員が日々研鑽を積みながら、さらに良い診療を提供できるよう努めていきたいと思っています。そして、地域の皆さんが安心して通える、信頼されるクリニックとして、今後も愛され続ける存在でありたいです。
アメリカには、白血病の研究を進めるために渡米しました。日本で大学院を卒業後、さらなる研究を続けたかったため、シカゴ大学で2年間の研究生活を送ることになりました。この留学期間中、家族全員でアメリカに渡り、海外生活を体験しました。海外旅行での滞在とは全く異なり、実際に住んでみて初めて感じることがたくさんありました。特に、日本にいた時には気づかなかった「外から見た日本」という視点を得ることができたのは、大きな収穫でした。また、異文化交流を通じて、アメリカがなぜあれほど活気に満ち、世界のリーダー的な存在であるのか、その理由が少し理解できたように感じています。
医学部で6年間の教育を受ける中で、はじめは研究医を目指していましたが、臨床医としての魅力にも気づき、患者さんの診療を行いながら研究も続けたいという思いが強くなりました。そのような中、私の出身の京都府立医大の小児科は、臨床と研究の両面に積極的に取り組んでおり、両立できることが魅力で、小児科に進もうと思いました。これが一つ目の理由です。もう一つの理由は、子どもを診ることで、その後の人生に大きな影響を与えられると感じたからです。病気が治った後の長い人生に貢献できる点で、やりがいを感じられると思い、小児科を選びました。小児科は基本的に中学生までが対象ですが、最近では高校生まで診療する方向に進んでいます。総合病院や子ども病院においては、思春期科として高校生や19歳までを診る施設も増えてきています。私もクリニックを開設するにあたり、高校生まで診療したいと考え、思春期内科を含めた診療科目を標榜しています。
医院名 | あんようじこどもクリニック | ||||||||||||||||||||||||||||||||
住所 | 〒520-3015 滋賀県栗東市安養寺1-9-9 地図を表示 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
電話番号 | 077-596-3168 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
診療科目 | 小児科 思春期内科 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
診療時間
▲:ワクチンおよび健診のみ ◯*:一般診察およびワクチン | |||||||||||||||||||||||||||||||||
休診日 | 水曜 土曜午後 日曜 祝日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
最寄り駅 | JR手原駅 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
交通手段 | JR手原駅から徒歩約10分 バス停手原二丁目から徒歩約6分 栗東市役所から徒歩3分 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
駐車場 | 有り 多数完備 | ||||||||||||||||||||||||||||||||
ホームページ | https://anyoji-kids.jp/ | ||||||||||||||||||||||||||||||||
https://www.instagram.com/anyoji_kids_clinic/ |
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