やまもと歯科｜一般歯科小児歯科口腔外科　伊太祈曽駅口須佐1-1（電話番号：073-488-9831）

Doctor　Interview

やまもと歯科院長山本総司先生にお話を伺いました。

～ライフステージに合わせた
歯科医療を～

やまもと歯科院長山本総司先生

やまもと歯科
院長山本総司先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

広島大学出身です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

私はこちらの近隣の出身で、山や畑や田んぼだらけの場所で育ちました。そして長男だったこともあり、将来は地元の和歌山に戻って来ようという思いでいました。こういった郊外の地域は人口減少が深刻です。ですが、農業など日本の第一次産業を支えている切り捨ててはいけない重要な地域です。私自身も田舎の出身なので、郊外への思いは強く、こういった場所で暮らしている方々と直接接して、サポートしていけるようなビジネスがしたいと考えていました。そういった思いの中、歯科医師は患者さんのお口の悩みを解決するだけでなく、患者さんの健康や人生をサポートできる魅力的な職業であると考え、歯科医師の道に進もうと決めました。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

地域の方を広く支えたいといった思いがあったので、一つの分野に特化するよりは、来院される患者さんの幅広いニーズに応えていけるように研鑽を積んでまいりました。私は大学卒業後は、大学院で歯周病を学び博士号を取得しました。その後は総合病院で医長として、口腔外科の手術など大きな治療も経験しています。また一般開業医院で勤務し、お子さんの診療も勉強しました。今まで幅広い分野で多くの経験を積んできましたので、当院でも一般歯科、小児歯科、口腔外科と広く様々な治療に対応しています。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

この辺りは歯科医院が少なく、地域の方は車で時間をかけて通院されている方が多いです。また開業を決めた時はコロナウイルスの流行で、ますます歯科治療から遠ざかっている方が多くおられたのではないかと推測されます。私はこういった郊外を支える人間になりたいと思っていましたので、地域医療に貢献していくためにこちらでの開業を決めました。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

大学院で歯周病を専門的に学んでいたので、特に歯周病に関しての理解は深いと思います。様々なお悩みをご相談いただければと思っています。

患者さんにどのように貢献したいですか？

患者さんが抱えておられる悩みや考えを汲み取るように努めることで、少しでも患者さんの人生に寄り添いたいと考えています。例えば「重度の歯周病によって抜歯を検討すべき歯」をお持ちの患者さんがおられたとします。歯科医師が「抜歯が望ましい」と判断したとしても、患者さんの気持ちは様々です。「治療のために積極的に抜歯したい」と考える患者さんもおられるでしょうし、「先生が言うのであれば、抜歯も仕方ない」と思う方もいれば、「絶対に抜歯したくない」と言う方もおられるかもしれません。歯科医師が考える治療案を患者さんに丁寧に説明し、さらに患者さんのお気持ちや背景などを考慮した上で、実際の治療計画は決定されるべきです。そしてどのような治療計画であったとしても、我々歯科医師は誠心誠意対応し、寄り添い続けながら長くお付き合いしていきたいと考えています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

むし歯や歯周病の予防や治療には、歯を削るなどの治療だけでなく、患者さんのことをよく知る必要があります。むし歯や歯周病の成り立ちには、歯磨きの習慣や間食などの食習慣が関係するためです。ですから、患者さんのことをよく知った上で治療を行い、治療後の再発予防のために患者さんに寄り添いながら長くお付き合いしていく必要があります。しかし歯医者に対して怖いイメージを持っている方はいまだに多くおられます。確かに、状況によっては歯を抜く必要がありますし、治療後に痛みが生じることもありますので、歯医者に対する恐怖心についてはとても理解できます。ですから、患者さんが少しでも前向きな気持ちで歯医者に通院できるように努めています。まず来院された患者さんに受付スタッフが優しくお声がけします。診察室内ではまず歯科衛生士や歯科助手が優しくお声がけしますので、少しでも緊張を解いていただけたらと思います。診察においては、歯科医師である私や歯科衛生士が患者さんの現状をしっかりとお伝えし、患者さんの要望を考慮した上で一緒に治療計画を構築していけるように努めます。患者さんと共に歩んでいけるよう、基本的に歯科衛生士は担当制としています。治療が終わりましたら再度スタッフがお声がけしますので、不明な点があれば遠慮なくお申し付けください。患者さんの不安を少しでも解消するために、スタッフ全員でのサポート体制には自信を持っています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

私はどうしても治療プランを患者さんとお話ししなければならないので「これはさすがに抜かないといけないね」など、患者さんにとって辛いことを言わなければなりません。そういった話ばかりされると患者さんも歯医者に来たくなくなってしまいますので、私の説明の後には、その患者さん担当の衛生士さんが患者さんの気持ちを汲んでサポートしてくれたり、受付のスタッフが優しく寄り添った対応をしてくれたり、スタッフ全員が患者さんにポジティブな声掛けをして下さっています。いつも患者さんとスタッフが仲良く楽しそうにお喋りしている様子を見ると、私自身も嬉しくなります。ほとんどの患者さんが予約通りにキャンセルなく来院して下さっています。それは私の力ではなく、スタッフの皆さんの力だと思います。スタッフの皆さんには仕事を通して生きがいを感じてもらって、人生を豊かにしてもらえれば良いなと思います。今後も引き続き皆さんが公私ともに充実していけるように、環境を整えていきたいと思います。いつも本当に感謝しています。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

地域の患者さんに寄り添って、患者さんの人生のプラスになる診療をお届けするといった今まで大事にしてきたことは、もちろん今後も続けていきたいと思います。さらに今後訪問診療を積極的に行えるように、現在準備をしています。訪問診療は2023年7月頃から開始する予定です。高齢化社会が進む現在、歯医者に行きたくても行けない方がたくさんおられます。介護施設への訪問診療は少しずつ増えてきていますが、在宅患者さんへの訪問診療はまだまだ不足しています。元気なうちは外来へ通院してくれていた患者さんが要介護状態となり通院できなくなってしまった際に、訪問診療を行うことで引き続きお付き合いしていくのが本来のかかりつけ医であると考えています。今後もさらに高齢化が進む日本において、訪問診療は避けては通れない分野と考えますので、どんどん活動を広めていければと考えています。

院長の資格

博士(歯学：博甲第5486号)
日本歯周病学会認定歯周病認定医(第1076号)
日本摂食嚥下リハビリテーション学会認定士（第111101号）

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