今井皮膚泌尿器科医院｜皮膚科泌尿器科今治駅共栄町2-1-24（電話番号：0898-22-1041）

Doctor　Interview

今井皮膚泌尿器科医院院長今井健先生にお話を伺いました。

皮膚科･アレルギー･性感染症の
専門医が丁寧な診療を提供します

今井皮膚泌尿器科医院院長今井健先生

今井皮膚泌尿器科医院
院長今井健先生

医院の外観です

医院の内観です

出身大学はどちらですか？

東京科学大学（旧名　東京医科歯科大学）医学部の出身です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

祖父と父が開業医で、幼いころから仕事ぶりを時々見る機会があり、影響を受けたことがきっかけだと思います。医師の中でも研究職をはじめとする様々な職種がありますが、将来は地元の住民に慕っていただけるような開業医になろうと考えていました。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

当院は60年前の開院時より「皮膚泌尿器科」という診療科目を標榜しています。診療内容としては皮膚科・泌尿器科の両方を一人の医師が診察しているという現代では珍しい形態をとっています。私は先代から当院を継承する際に、この「皮膚泌尿器科」という標榜を変えずに診療していこうと決めていました。クリニックなどで泌尿器科と皮膚科が一緒になっているところがよくありますが、実は昭和初期までは皮膚泌尿器科と言って泌尿器科と皮膚科は同じ講座科目でした。なぜかと言うと、諸説あるのですが、一般的な答えとしては「皮膚泌尿器科」において昔非常に流行した感染症を扱っていたことに由来します。それが梅毒です。梅毒は性感染症の一つですが、抗生物質がなかった時代は、梅毒により命を落とすかもしれない怖い病気でした。そして皆さんご存じの通り、現在ではわが国での報告者数が年間1万人を越えはじめ、今まさに急増している病気です。古より、一般的に性感染症の中で最も多い尿路感染症（淋病など）は泌尿器科が扱っていました。梅毒は性感染症の一つですが、ばら疹など多彩な皮膚症状を示します。そのためこの2つの科目は一緒の科目（皮膚泌尿器科）として存在していました。しかしその後、第二次世界大戦後くらいから皮膚科と泌尿器科の講座は徐々に独立し、現在では全く別の診療科になっていますが、両講座が一緒であったことの名残は今でも多数みられます。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

当院は今治市共栄町において私の祖父の代から続く開院60年目を迎える医院ですが、もともと先々代からの建物がありましたので、場所を変えないほうが地元の方々にとっても違和感なく受診できると思いました。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

私自身は大学の皮膚科学教室の出身で、専門分野は皮膚科疾患全般です。専門医資格としては、日本皮膚科学会認定皮膚科専門医、日本アレルギー学会認定アレルギー専門医、日本性感染症学会認定医　の3つを保有しています。得意分野は上記3部門（皮膚科全般、アレルギー疾患、性感染症（性病））ということになるかと思います。

患者さんにどのように貢献したいですか？

皮膚科の疾患、特に慢性の皮膚病は原因が最後までわからないものが非常に多いのですが、その中でも可能な限り原因探索に尽力し疾患の根治をめざすように心がけています。また、生物学的製剤など最新の治療も適宜導入して、患者さんのQOLの向上を図るようにしています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

やはり、「皮膚泌尿器科」を標榜していることだと思います。現状、今治市在住の（特に男性の）性感染症患者の大多数の方を診察させていただいております。時には広島県や香川県・高知県などの遠方から性感染症の診察に来られる方もいます。性感染症や性器周りの皮膚症状などどちらの科目にいっていいかわからない場合は、当院のような泌尿器科と皮膚科の両方を掲げている医療機関を受診してください。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

私自身は診療に関係のない世間話が嫌いで、やや寡黙なところがあり、患者さんへの説明が不十分といわれることが時々あるのですが、スタッフが気を利かして自宅でのケア等について十分すぎる説明を行ってくれるので、非常に助かっています。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

性感染症以外にも、幅広い疾患の診断・治療を手がけておりますが、今後も患者さんに対して良いと思ったことを取り入れて、日々アップデートしていくことを心がけております。ただ私一人でできることには限界がありますので、入院が必要な患者さん等は近隣の総合病院等に紹介をさせていただくことがありますが、ご了承ください。

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