藤沢IVFクリニック：産婦人科 藤沢駅 藤沢市藤沢218-1 スクエア藤沢3F

藤沢IVFクリニック 院長 佐藤 卓先生にお話を伺いました。

患者さんが後悔なく治療に取り組め
るように最大限サポートします

患者さんが後悔なく治療に取り組め
るように最大限サポートします

藤沢IVFクリニック 院長 佐藤 卓先生

藤沢IVFクリニック
院長 佐藤 卓先生

藤沢駅北口徒歩6分、バス通りに面したビルの3階です

落ち着いて診察をお待ち頂けます

出身大学はどちらですか？

岩手医科大学です。

ドクターになろうと思った動機は何ですか？

祖父、父ともに産婦人科医で祖父は開業医、父は大学の研究者でした。父の姿を見て、自然に医師を目指すようになりました。

この医院の診療科目を決めた理由は何ですか？

私が高校生の頃、福島医大で日本初の顕微授精が成功し、大きく報道されました。当時、東北に住んでいた私にとっては「福島から世界的な研究成果が発信された」ということに大変驚くとともに、誇らしい気持ちになりました。その経験があり、医学部に入ってから進路に多少悩んだ時期もありましたが、最後は体外受精の分野で社会に貢献したいという思いが勝り、現在の診療科目を選択するに至りました。

この土地で開業しようと思った理由は何ですか?

きっかけは湘南エリアに住みたいという妻の希望です。その中でも藤沢はエリアの中心で駅の乗降客も多く、人口が増えている地域でもあります。ファミリー層、若いご夫婦も多く、広範囲で様々な方に貢献できるのではと考えました。

先生の得意な分野（治療）は何ですか？

体外受精、特に遺伝診療を絡めた体外受精になります。大学病院や勤務医時代には長く当分野の研究と診療に従事してきました。実は日本では遺伝診療の後進国で、その理由は主に二つあると思っています。一つは遺伝子検査を受ける人が増えるほど病気の患者様やご家族への差別や偏見を助長させる、と考える誤解です。もう一つは検査の存在や治療の有効性を伝えきれていない提供する側、つまり医療者側の問題です。そういった様々な障壁を乗り越えて必要な方に必要な検査や治療を届け、患者様たちに最大限貢献するには、勤務医ではなく責任者として情報発信し、治療を展開する必要があると思い、このクリニックを開業するに至りました。

患者さんにどのように貢献したいですか？

自分で本当にこうしたい、こういう治療が受けたいと思っている患者さん達が後悔なく治療に取り組むことに最大限サポートできるチームを作っていきたいと考えています。残念ながら、現在の日本では必要な医療を受けたいという当事者以外の人たちが決めたルールや制約が多く、患者さんの自己決定権が尊重されていない面があります。当クリニックはそんな風潮やルールの風穴を開ける存在になりたいと考えています。

この医院の他にないところを、PRお願いします。

一般的な体外受精治療に加えて、特に遺伝診療とオーバーラップする治療を得意としていますので、そのような情報が必要な方には気軽に来て頂きたいと思っています。具体的には、例えば家族や家系で遺伝子の病気がある人がいる方には、現在では遺伝子検査をすることで病気を持つ赤ちゃんが生まれるリスクを限りなくゼロに近づけることが出来るようになっています。欧米では結婚や妊娠前に自分に遺伝子異常が引き継がれていないか検査することがよくあります。日本ではまだあまり知られていませんが、今後そのような検査をしたい方が増えてくると思われます。必要な方には検査や治療の情報を提供したいと考えています。

スタッフさんに対しての想いを語って下さい。

看護師、培養士、受付スタッフ、全員新規で理想のチームを作っていこうという私の想いに賛同してくれた熱意を持った方々ばかりです。今後いろいろな形で患者さんのお役に立てると思っています。

今後、どういう風に医院をしていきたいですか？

不妊症で悩む方は勿論、色々な要望を持つ方にご来院頂き、患者様の希望が何でもかなう体外受精のクリニックにしていきたいと考えています。今や体外受精は不妊症の方だけに対する医療ではありません。例えば、先に述べましたように遺伝子などの病気のリスクがあるから受精卵を保存しておくことや、がんに罹患した方は抗がん剤治療を始める前に健康な精子や卵子を凍結保存しておけば、病気か出産かの二者択一を迫られることが無くなる可能性もあります。また、特に女性は若く健康なうちに卵子を保存しておけば、当面は仕事に不安なく打ち込み、将来落ち着いたタイミングで出産の準備をするなど、キャリアと出産どちらも諦める必要はなくなります。さらに、これまでも「自分はこうしたい」という強い気持ちを持った方が積極的に情報収集して体外受精を選択することはよく見られましたが、ごく普通の方々には情報が行き届いておらず、それは医療者側の無知や経験不足が原因であることも否めません。体外受精を、さらに一般的な選択肢として検討して頂けるよう、情報発信を積極的に行っていきたいと考えています。

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